大みそか2人二次会

「大みそかディナー」から無事帰還。ハビ吉のマンションに到着したのが夜中の2時過ぎ。「うわぁ〜もう寝よう」と服を着替えていると

「さぁ、これからコパの時間(カクテルタイム)だよ!」

ジントニック片手に、ハビ吉がラジオをオン。これが、80年代のディスコ音楽やビジャンシーコ(スペインのクリスマスソング)などいい曲ばかり。

「さぁ、踊って」

と、言わんばかりの選曲(笑)大みそかだから。パーティ系。クリスマスソングもフラメンコアレンジだったり、もう耳がそそり立つ。目が冴える。体がうずく。

「なんなの、踊れってこと?」

握りしめていた「水」を脇に置き、ふらふらとソファから立ち上がる。歌うハビ吉に、踊る私。そのもようは、しっかり動画に撮られていた(写真3枚目)。

「もも、全然病人に見えないよ!何がすごいって、このノリが『アルコール一滴もなし』ってとこだよね」

ハビ吉は、満足げに動画を眺めている。そして事もあろうに、その場でアイフォーンを操作し

「もものお父さんに、この動画送っておいたよ」「はぁあ?」

まさか。この夜中3時半に踊ってるこの動画を?新年のご挨拶として?

「元気そうなももを見て安心するよ」

ハビ吉は満面の笑みを浮かべていた。が、日本はスペインとは違う。気管支炎でさんざん心配をかけた人間が、大みそかの3時半に踊っていたら

「病気なのに何やってるんだ」

にしか過ぎない。ということを、今度ゆっくり「文化の違い」として伝えておこう。

そして。もちろんこの動画は、翌日の「元旦・親戚ランチ」の席上でも、みなさんの前で公開された。

「もも、風邪全然大丈夫じゃない!」「ええ、まぁ」

そう。見かけだけは。気管支炎でも、踊ることはできるのだ。こうしてスペインでは

「周りから完治決定」

されてしまうので、ゆっくり病人でいられない不思議なしくみとなっている。動画を見た尼僧のテレサ叔母さんからも

「楽しそうでよかったこと!」

とお褒めのメッセージをもらった。出かけて、遊んで褒められるスペイン(笑)誰もマスクをしていないスペイン。すごいな。

※この「2人二次会」の動画(15秒・短縮バージョン)は、Facebook でご覧いただけます(実際は1分近く撮られた)。

※アイフォーンの「壁紙」を2020年バージョンに変え、心機一転。オーレ!

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