賢者の贈りもの

2月19日のブログで、
お金のないわたしたちは、わたしの誕生日祝いに
「ケーキ」や「ディナー」と交換できる「引き換え券」を
べラが作って贈ってくれた、という話を書いたが、今日はその続編。
本当はもっと前に書きたかったのだけど、すっかり遅くなってしまいました。
ごめんなさい。

さて、べラの引き換え券には、5歳児のような「絵」が描かれていた。
それを、机のまん前にはっておいたので
ピアノ教室の子供たちからは
「このケーキ、変!」
「ペンギンって言うより、おじさんみたい」
などと辛らつな、しかし見事な指摘を受けていた。
子供は、鋭い。

しかし、どんなことも「ビジュアル化」することが大切。
筋肉もりもりになりたければ、スタローンのポスターを壁に貼れ!
というのと同じ理屈である。
「貼っておくと、実現する!」
わたしは壁に向かって仁王立ちになると、
「テーブルに山のようにのった料理&ワインの図」を見ながら
「いつかこうして、おなかいっぱい食べられますように!」
と、くり返し唱えていた。

その一週間後、うちでは「ピアノの発表会」があったので
朝から、大忙しであった。
生徒さん、およびそのご家族が大集合!なので
サンドイッチ、パイ、チキンの煮込み、フームスなどを用意してお客さまを待つ。
そのときであった。
「もも~、お招きありがとう!」
と、一人のお母さんが取り出したのは、
直径30センチはある「手作りイチゴケーキ」であった。
「うわあああっ」
思わず、声をあげるわたしに
「ももの誕生日もかねてだよ。はい、ナイフ入れて!」

そして、そのさらに一週間後
「よかったら、うちにごはん食べに来て!プレゼントってことで」
と、友人の千恵さんからお誘いがかかった。
うきうきしながらお宅におじゃますると、
テーブルの上には、これでもか!とばかりに、
レストランのような豪華な料理が並んでいる。
魚のハンバーグ、フームス、生ハム&チーズ、サラダ、
オーブンから出されたばかりのポテト&肉の塊・・・
全部、知恵さんが用意してくれたのだ。
だんなさんのテリーが、ワインのコルクを抜いてくれる。
美しいワイングラスには、こくこくと赤ワインが注がれて・・・
「うわああっ、すごい~っ!」

他力本願みたいだが、
ケーキも、すばらしいお食事も、わたしには確かに「届けられた」のだった。
心もおなかもいっぱいにして家にたどり着き、あらためて絵の前に立つ。
べラの絵とそっくり。
「まさか・・・」

「もも、よかったね。ケーキも豪華料理もちゃんと届けられて!」
べラが、はちきれそうなおなかをさすりながら、ふむふむとうなづいている。
そのとき、「はっ」とした。

きっと、この世の中には
「今の自分」では手に入れることができないが
周りの人の手を介して「届けられる」ものがたくさんあるのだ。
いや、そういうものに、満ちている。
互いが互いの「贈りもの」の、お届け人。
わたしたち誰もが、誰かにとってかけがえのない「贈りもの」なのだ。
ふと、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」を思い出す。

そして、こんな変ちくりんなべラの「絵」は実は
「こんなに思いやりのある友達が、ももにはいるんだよ!」ってことを
絵にしてくれたのかもしれないなぁ、と思った。

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わたしの「誕生日祝い」に
知恵さんが作ってくれた
手料理の数々。すごい~♪
おいしい~。

「ぜいたく貧乏食堂」オープン!
の話をしたらすぐに
「安くておいしいレシピ」を
いくつも教えてくれました。

その結果は、また5月以降始まる
「ぜんたく貧乏食堂」企画で
お伝えします。

知恵さん&テリー
どうもありがとう!

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