6.意味こそ力!民族力がもも印

Copia de Imagen 461

CIMG5981 122 006 「ももギャラリー」6回目の今日は
「カルトン寺院」シリーズの
大切なコンセプトになっている
「民族力」についてお話します。

生活に根づいた芸術。
「民族芸術」「民族アート」。
そのモチーフやシンボル、
色合いのすべてに
強烈なエネルギーが
凝縮されてます。

世界中の手工芸品、
生活道具に今も息づく民族アート。
刺繍、じゅうたん、皮革製品、
アクセサリー、衣類、布地、
陶器、お守り・・・

民族アートに強く惹かれるのは
そこに込められた
「祈りのパワー」。
人間にとって一番大切な
生命を守る
「護符」になっていること。

左の写真に写っている
赤いじゅうたんは
モロッコのアトラス山脈に住む
山岳ベルベル人の女性の
手作りの作品です。
一年に一度、山から下りてきて
カスバ街道で売っていました。

「民族衣装」にも惹かれます。
左は、モロッコにある砂漠の村
メルズーガに行ったとき。
モロッコの原住民である
ベルベル人の女性の多くは
顔を隠しません。顔のまわりを
色とりどりのポンポンで装います。
征服民族であるアラブ人の女性は
逆に黒いベールでしっかり
顔を覆っていますね。

わたしにとって「オリエンタル感」は、とても重要なコンセプト。
それは「カルトン寺院」でも、「もも衣」でも、「作曲」でも同じ。
日本だけでなく、アラブ~アジア間の文化に、強烈に惹かれます。
いわゆるシルクロードで行き来し、混ざった文化圏。
紀元前から栄えた文化。

日本の文化も好きですが
「形式的な日本文化の継承」には、まったく興味を惹かれませんでした。
そこに発見、気づき、挑戦、自己開示、創作などを加える余地があまりない。
お茶も一度、やりかけましたが、やめてしまったのはそういう理由です。

どこの国かはわからないけど、オリエンタルな空気が漂う。
「もも印」は、どこを気っても、そんな作品になっている。
「きれい」「すてき」には、わたしは動かされない。
意味に、惹かれ、意味に、動かされる。

意味こそ力!
世界のあらゆる民族の存続を、応援します!
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