3人それぞれの場所で

陶器教室から戻ると午後3時半。腹ぺこでテイクアウトのチキンをほおばっていると、20年来の友人であるハビ吉とダビーから写真が届いた。

私たち3人はグループでメッセージをしているのだが、なんとハビ吉は北欧に、ダビーはマイアミにいるのであった。

なんてそれぞれ地球のあちこちにいることか。ハビ吉はオーロラを見に。ダビーはカリブ海クルーズに。

そして私はマラガで、土曜日は陶器。日曜日はペイント。「古着物ペイント」のラストスパート制作中の写真を送り、2人に写真の使用許可を聞く。

「おお〜っ、この作品で有名になれるよ」

「写真はどれだけでも使っていい。でもいつかももが有名になってお金持ちになったら、僕たちのこと思い出してよ」

2人はいつも同じことを言う。わかっていても毎回「ぶぶぶっ」と笑ってしまう。でも。こんな何もない私をいつも応援してくれるんだからありがたい。

弟たち2人がバケーションを十分に楽しんで、無事マラガに帰ってくるのを待つことにしよう。

その頃には、陶器3作目「地中海の人魚」や「古着物ペイント」も完了しているはず。それぞれの場所で、それぞれの人生を。そんなことを思った。

Chicos! Disfrutados de vuestra experiencia y emoción. Os esperaré en Málaga con sol y arte. Besos

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