やり始めると止まらない

私の問題の1つに「やり始めると止まらない」というのがある。「取り憑かれる」と言ってもよい。

くりかえし同じテーマやモチーフ、色などを「これでもか」と描き続ける。それはピアノで編曲していた時も同じ。

例えば同じ4小節を、コードやリズムを変えて何十種類とアレンジし続ける。「これでもかこれでもか」と。アイデアが尽きるまで。

何もそこまでする必要はない。のだろうが、ピアニスト時代から私には

「ある量を一日中8時間とか途切れることなく集中してこなす」ことによって「入れる世界」があり、結果として「たどり着けるフレーズ」があった。

最終的に使われるのは、8時間中の3分とかなんだけども(笑)。陽の目を見るのはほんの「一部」に過ぎなくても、作品が生まれるためには、やはりその8時間が必要だったのだ。

そして。絵も同じ。徹底的に、けして止まることなく力尽きるまで

「浮かんで来るものを外に出す」

この間は食事もしないし、電話も出ない。出して出して、もう出てこなくなった頃、「ぽろり」と出てくるものがある。それがおもしろい。

「で、こんなに描いてどうするの?」

と言うなかれ。そんな先のことまで考えていたらこんなこと(笑)。半ば呆然としながら紙で埋まったテーブルや板、イスの間で黙々と一人遅いランチを取る。もう夕方近い。

こうして、あっという間に休日が過ぎていく。毎日描けたらなぁ。と思うこともあるが、今は週1日が限度。陶器もあるし。

展示会に並べる作品だけを描いていたら、時間的余裕はある。だけど、こうして「並ばないもの」ばかりに熱を上げてしまう。

それで展示会直前まで「何を出すのか」本人もわからない。のだから、周りも大迷惑。本当にすみません。

でも。これだけは言える。

「ももきみどりの展示会は、出会いと再会の場。アートで一緒に元気になる!絶対にがっかりはさせない」

次の展示会めざして、動き出しています。

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