マラガ的女子会&送別会

この三月末に、一年間マラガに滞在していた明美さん(写真中央)が、いよいよ日本に帰ることになった。

確か一年前の三月。セマナサンタ(聖週間)の最中に知り合い、八月にはフェリア(夏祭り)で踊りまくり・・・なんだかあっという間だった。

明美さんにしたら、もっとあっという間だったはず。
「休職して一年間スペインで過ごす」
なんて、夢のような時間と体験だったろうから。

うらやましい。って、私もマラガにはいるんだけど基本的に働いているので
「一年間まったく自由」
なんて日々は、大学を出てから送ったことが、ない。

さて、この日は「女子会&送別会」ということで、マラガのセントロに集合。あいにく雨が降っていて寒いのなんの~。たえちゃん(向かって右)も、雨の中かけつけてくれてありがとう。

「熱燗でも飲みたいよねー」
などと言いながら、まずは赤ワインで乾杯。マラガ的つまみをタパスで頼みながら、おしゃべりに花が咲く。

っていうか、もうマシンガントーク状態。なにしろ
「この一年の総まとめ」
なので、行く年来る年特番状態。

「しゃべる、食べる、飲む」
を永遠に繰り返す。それもものすごいリズムとスピードで。

大騒ぎしていると、ギターを持ったお兄さんがフラメンコを歌いながら近づいて来た。

「こっちこっち!」
呼ぶ呼ぶ(笑)。せっかくの送別会、ライブ演奏付きにしちゃおう。チップを渡せば、まじかで私たちのために一曲ライブしてもらえる。なんてすばらしい習慣。

雑で荒々しい歌とギター。でも、今夜の私たちにはぴったり。
「形より洗練より、エネルギーと思い」
これぞマラガ的。オーレ、オーレ、オーレ!

「正しいことより、幸せであること」
これは、私がいつも思っていること。マラガにいると、そうした瞬間をよく目にする。だから空気が温かい。

さて、お腹いっぱいになった所で場所を変えて「テテリア(お茶屋さん)」へ。あったかーいお茶を飲みながら、さらにおしゃべりは続く~。

「これ、よかったら・・・」
明美さんが突然、紙袋を取り出す。
「食料や服なんだけどよかったら使って!」
「・・・・・」

その瞬間、たえちゃんと私は言葉を失い顔を見合わせていた。
「えっ・・・・でも」
「私たち、何も持って来てないんだけど・・・」

そう。送別会に、送られる方がお土産持参。さすが。マラガ的。明美さん、すみません。本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。

あんまり笑い過ぎて、のどもお腹も筋肉痛。送別会だけど、しんみりはしない。だって、きっとまた会える。お互い日本とスペインを往復している生活なのだから。

Gracias por compartir vuestro tiempo.¡Nos vemos pronto! besos

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「マラガ的女子会&送別会」への2件のフィードバック

  1. 正しいことより 幸せであることを選ぶ という言葉 胸がジーンと熱くなりました

  2. 時には周りの人から賛同されないこともあります。誰かを傷つけることも。常識から外れているから。
    それでも幸せを選ぶ。これは勇気ではなく覚悟です。

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