キッチンの解体

最近、うちのオウムは新しい遊び、歓びを見つけたらしい。それは
「キッチンの解体」
なぜか私がレッスンをしている午後五時~八時に、決まって行われる。

いきなりですが、写真をご覧ください(一枚目)。レッスンを終え、夕食を作ろうとキッチンに入ったらこの光景が・・・

まさしく「犯行現場」。容疑者もちゃんと手前に写っています。しかし、なんというか。実に生き生きとした表情、満足げ。情熱をかけて取り組んでいるのがわかる。「よくやった」とさえ思える

うーん。叱らねば。と、思うが、あまりの
「絶景」
に、しばし呆然。すぐに片付けてしまうのが惜しいほど。

「写真でも撮ろう」
とりあえず、アイフォーンを手に取る。叱るのは後。なにしろレッスンでエネルギーを使い切っているので、再びすぐにテンションを上げることが不可能。五分くらい充電させてほしい。

「まずはワインを一杯」
マラガ的充電法。あぁあ。至福の時。とりあえずチーズなどつまんでエネルギーを充電。で、それから改めて
「キッチン解体現場」
に目を向ける。

私には「破壊」にしか見えない。が、ここに至るまでのオウム的高揚・エクスタシーを考えると、ひたひたと静かな感動が押し寄せてくる。

なんという集中力。継続力。それもほとんど意味がないと思えるプロジェクト。すごいな。こんなことに夢中になれるなんて。

ワイン&チーズで充電した後は
「オウムの再教育および掃除片付け」
が待っている。

まずは、意気揚々のオウムをよーく叱って鳥かごの中へ。それから改めて床にしゃがみ込み、ザル、ゴミ箱、瓶、布巾、食料品、包丁などを一つ一つ拾い上げていく。

なんという破壊力。それもかなりのバリエーション。このパワーと能力、他のことに使えないものか。問題は方向性なのだ。

この写真を友人に送るとそろって
「鳥かごに一日中入れておけ!」
と言われた。確かに。その方が楽なんだけど。それじゃ生きている意味がないし。

さて、この春からオウムの「水浴び用桶」が大きくなりました(二枚目)。慣れない容器なので、中に入ってくれるのに10分ほどかかりましたが、どうやらお気に入りの様子。やれやれ。

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