12・作業にかり出される友

昨日の続き。みさのちゃん&ようちゃんは、数年前に私とべラを訪ねてはるばるスペインまでやってきてくれた友人夫婦である。

あの時、四人で歩いた白い村の、八月の強烈な太陽を今でもはっきりと思い出す。

実は今回、二人が豊橋の実家へ顔を出してくれた時、私はものすごい勢いで
「スチールフレームと格闘中」
であった。

小学校、中学校と一緒だったみさのちゃんは、私のドタバタには見慣れているので驚くこともなく
「手伝おうか?」
と、すぐさま手を貸してくれる。

旦那様のようちゃんは、物腰は柔らかだが
「いったうどうすればいいのか」
を一瞬で見定め、てきぱきと作業を進めてくれる。

というか、一瞬にして私たちの「指導員的立場」になってしまった。「作業にかり出される」とは、まさにこういうことを言うのだろう。

というわけで、写真のほとんどは下向き。作業中だから(笑)遊びに来てもらって手伝わせるって。

みさのちゃん&ようちゃん、短い時間だったけど、会えて元気な顔が見られてうれしかった。本当にありがとう。

豊橋に戻った、という気がしたよ。久々の三河弁。
「こうするだら~」
「できんじゃん」
「あれー、もうやめときん」
って(笑)。また夏に会えるのを楽しみにしています。

あっという間の日本滞在。スペイン帰国が近づいて来ると、なんとなく感傷的になる。

最後になりましたが、名古屋の展示会で最初から最後までお世話になりましたクロ隊長、後藤kk、本当にありがとうございました。

また、お忙しいところギャラリーまで足を運んでいただいた、
伊藤さんご夫妻、高井さん、長縄さん、桜ちゃん、山本さん、須田さん、ひろみちゃん、きむらさん、中野さん、佐藤さん、林さん、武藤さん、田村さん(搬出中)・・・ほか沢山の方々。

そして、つたない作品を購入してしてくださったみなさま。本当にありがとうございました。

みなさんからいただいた優しさと思いやり。それが私のエネルギーの源です。何があってもスペインで生き抜き、さらにパワーアップして作品を生み、日本に戻って来たいと思います。
(しかしこの時、まさかバッグごと盗まれる「盗難事件」が待っているとは)

さて、帰国最終日まで父とは「新年カラオケ大会」「映画鑑賞」と、ミニイベントを連日こなすして日本&家族タイムを満喫。

「パパはどんな映画がいいの?」
「怖いのはいやだなぁ」
「ふーん。私は『オリエント急行殺人事件』が見たい」
「えっ・・・」

それもまた、よき思い出(笑)。日本の食料品、お土産、画材をいっぱい詰め込み、明日はいよいよ名古屋空港から一路スペインへ。はたして無事、マラガのマンションに着けるのか。
(明日に続く)

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