聖週間でも編曲!

先週末からマラガは「セマナ・サンタ(聖週間)」。今週末まで誰も生徒さんが来ないので、ピアノ教室はお休み。大型連休。なのだが、なぜか私は毎朝、ピアノに向かっている。

何も「働きたい」のではないが、ピアノレッスンがないので
「集中を中断されることがない」
これがありがたくて、ついピアノに向かってしまうのだ。なんだか「聖なる週間」をプレゼントしてもらったみたいで(笑)。

しかし、みんながやれビーチだの、ドライブだの、セントロにパレード(写真参照)だの言っている時に、わざわざ好き好んでピアノ室に閉じこもっていると、自分がマゾに思えてくる。けしてそうじゃないんだけど。

「時間を気にせず集中できる」なんて、日常的にはあってもせいぜい二時間程度。それが、私さえ望めば、五時間でも八時間でも、時計を気にすることなく続けていいだなんて。これはすごいでしょう!

で、ピアノなのだ。はぁあ。遊びにも行きたい。しかし「まとまった時間」というのはなかなか取れない分、貴重なのだ。

で、何をしているかというと、弾きたい曲を「ソロ用にアレンジ」している。これだけ聞くと「それが何か?」なのだが、これまでずっとベラと「ドゥオ」で弾いて来たので、ソロ用に編曲をするのは実は初めて。まったく新しい世界に踏み込んでいる。

ベラが、ラテンジャズとかには興味がなく、ラテン音楽やスイングのリズムがあまり好きでなかったので、少ししか入れさせてもらえなかった。

具体的に言うと、「四分の四拍子」の曲の、「1,2,3,4」とメトロノームがリズムを刻むところに音をあえてのせず、休符を多様。また、小節をと小節をタイで結ぶシンコパー(日本語で何というんだっけ?)をガンガン取り入れた、ラテンジャススタイルが、私は好きなのだ。

そして左手のコードも、べラはオーソドックスなのが好きだったのだが、私は7,9,11,13thの音や、代用コードの響きが好き。なので、今までとはまったく違うリズムやコード進行、スタイルで編曲している。

私の大好きなピアニスト(マエストロ)のスタイルを取り入れながら、聴く人が聞けばわかる「オマージュ」みたいなアレンジにしたい。

そんなわけで、いつ公の場で弾くのかわからないが、少なくとも友人宅では、ワイン片手に弾き始めている。そして、これまでのようにコンサートやライブ会場でプロとして弾かなくても、友人家族と楽しめれば、それでいいとも思っている。

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