テテリアに通って二十年

昨日の続き。誕生日ランチの後は「お茶」タイム。で、さっそく私たちの行きつけ「Tetería(テテリア)」へ!マラガの大聖堂の北にのびる、石畳の小さな通り、San Aguntín通りにあるお茶屋さん。

私たちはもう二十年も、この店に通っている。泣いたり怒ったり落ち込んだり大笑いしたり。人生のあらゆる通過点を、この店でおしゃべりしながら過ごしてきた。

インマも私も今、けして恵まれている環境にいるとはいえない。特に経済面、仕事面で。家賃を払うのが精いっぱいで、将来の安定感もまるでなし。もし病気になっても、看病してくれる人もいない。その間、収入だって途切れる。何気ないことだが、「定職か家族か、自分が家賃を払わなくても住む家がある」というのは、それだけですごい「心の支え」なのだ。

私たちは人生の半分を、この店に通って過ごした。二十年とは、そういう時間だ。この店の木製のイスに座り、通りの石畳を眺めると、ふいに自分の二十年のスペインでの生活が、ダイジェストで流れていくような気がする。

インマ、誕生日ケーキ&お茶をどうもありがとう!今日のテーマカラーは「赤」だね(笑)。スカーフもティセットも、ケーキも赤。情熱の赤(写真参照)

この日は、フラメンコを歌うセニョールがふらりと登場(写真参照)。チップをはずみ、ハスキーな歌声に耳を澄ます。動画も撮ったのでアップしたいのですが、技不足ですみません。

マラガにお寄りの際はぜひ、「テテリア」でひと休みしてくださいね。

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