食料をゲット&半快祝いカレー

CIMG1840 CIMG1844 CIMG1845 CIMG1849 昨日の続き。
我らがエル・パロ地区まで
歩いてたったの10分。

が、今日の私は
チャレンジャー。
「うおーっし」
と気合を高め、小雨の中
カッパにリュックで
出発!

50メートル、100メートル。
腰をかばうので小股になる。
ちょっと前かがみか。
でも進むたび、体の奥から
うおぉーっと歩ける喜びが
湧き上って来る。

本当に自分の足で
歩けるだけで
もう何もいらない。
貧乏がなんだ。
一人ぼっちがなんだ。

途中、数回休んだものの
エル・パロ地区へ無事到着。
時計を見ると20分以上
かかっている。
が、この際タイムは
どうでもよく
できたことに意義がある!

郵便局ではいつも
5~20分くらい待たされるのだが
この間も、ストレッチに励む。

両足を肩幅に開き
ゆっくりと腰を回す。
肩を回す。
首を回す。
足首を回す。
回すったら、回す。

郵便局で待っている人々は
だいたい手持ちぶさたなので
「いったいなんぞや」
という目で眺めている。

しかし、さすがマラガ。
一人のセニョーラが
ニコニコと近づいて来て
「あ、ヨガのレッスン?先生?」
って。

聞けば、これまで行っていた
ヨガの先生が引越し
「新しい先生を探し中」
だと言う。

「私はピアノの先生なので」
とやんわりと断るが
「でも、できそうじゃない?」
って。どこが、どう。

さて、次は保険会社。
ドアを開けると担当のフアンが
「待ってたよー」
と、笑顔で迎えてくれた。
なんだか行き先ごとに
笑顔が待ってると、うれしいな。

サインをしていると
ファンの奥さん&娘さんから
携帯に電話が入った。
「えっ、だめだめ。風邪でもないのに
コンセルバトリオを
休んじゃいけないよー」

聞けば娘さんが
音楽学校のピアノ科に
所属しているらしい。

次は、電話会社。
ここも無事、クリアー。

あとは食料品だけ。
野菜、フルーツ、肉、魚。
オウムにはヒマワリの種と落花生。

帰りは公園のベンチでひと休み。
「深呼吸じゃ~」
ゆっくりと胸を開いて息を吐いたら
立て続けにあくびが
20回くらい出た。

転ばないように
足元ばかり見て歩いていたので
気づかなったが
頭上には美しい夕焼けが
広がっていた。
さっきまで、小雨だったのに。

一つ一つのことが、うれしい。
こんな毎日を
私は持っていたんだ。
自分の足で歩けて
空を見上げることができる。

最近、ないものにばかりに
眼がいっていたような気がする。
反省。

全力で獲得した食材で
チキンカレーを作る。
全快とは言えないが
「半快祝い」ぐらい(笑)

今日はぐっすり眠れるかな。

 

 

 

 

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「食料をゲット&半快祝いカレー」への2件のフィードバック

  1. 私もお腹切った後、5分先のコンビニに行くだけで勇気が必要でした。腰痛でこれらの用事をこなすのは、さぞかし大変だったろうと思います。頑張ったね。お疲れ様でした。

    ところで食料品ですが、インターネットで注文して配達してもらうというサービスはマラガにはないのかな。私は重いものはインターネットで注文して近所のスーパーから運んでもらいます。生鮮食料品や日用雑貨なども買えるし、朝頼めば午後には届けてもらえるので、買い物が出来ないひとり暮らしの人たちはよく利用しているようです。

    ただ、スペイン気質を考えると今日必要なものがすぐ届くということは考えにくいですが。。。

  2. クロ隊長にも、そんなことが・・・
    もう過ぎたこととはいえ、お疲れさまでした。
    コンビニが、南極点に見えたことでしょう(笑)

    「インターネットの注文」は、言われて初めて思いつきました。
    さっそく聞いてみようと思います。

    これであったら・・・私はきっと
    「石橋を叩いて渡る」人の中で
    「石橋を見ないで自力で川を渡り、横を見たら石橋があった」
    人なのでしょう。

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