ベラのアルバムを
整理していて
見つけたオーケストラの写真。
すごく大切にしていたので
本人が写ってるのでは？

ベラはこれまでに
いくつかのもの
オーケストラで弾いていて
「マラガ交響楽団」にも
５年ほど在籍しました。

ベラいわく
「オーケストラは
公務員と同じ」

好きな曲を弾けるわけでもなく
また、自分の弾き方なんて
許されるわけがない。

５０歳をすぎて
オーケストラの仕事に
見切りをつけ
生活の安定した「定職者」から
「しがない明日もわからぬバイオリン弾き」
に転向。

そんな時に出会ったのが
私だったそうで
「よく、こんな僕といっしょになったね」
と、あきれて笑ってました。

でも私は
自分の好きな曲を
心から幸せそうに弾いている
ベラを見て好きになったので
もしオーケストラにいたら
好きにはならなったんじゃないかな。

明日もわからぬしがないバイオリン弾きの
ベラに恋をしたんだから（笑）
なんという。

いっしょになったとき
「アルバイト」でときどき
オーケストラで弾いていたベラ。

バイオリンやチェロの
ソリスタの演奏が
「まじかで聴けるのがうれしい」
といつも言っていたっけ。

お客さんより近い所で
ソリスタの演奏が聴けるのが
「オーケストラで弾く喜び」
だったらしい。

思わず聴き入ってしまって
「自分のパートを弾くの
忘れちゃった」
って。
ベラらしい。

そんなことを
思い出させてくれた
写真でした。

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