釜から出されたばかりの陶器2作目「天地海の守護獣」。手渡されたら温かかった。なんだかパンみたい。絵にはないできたて感。
何が驚いたって、焼いた後も「色が同じ」だったこと。少し濃くなっただけで、私の意図した「青・緑・黄」のコントラストは全く現れなかった。
あまりの衝撃でしばし言葉を失う。目指していたものとあまりに違うので
「この後に、色を加えて焼き直す。もしくはアクリル絵の具でペイントすることは可能か?」
と続けざまに質問。「色」を変えることしか頭になかった。きっと教室のみなさんは
「いったいこれのどこがいけないのか」
と思われたはず。いけなくは、ない。ただ意図したものと違っていた。特に青色。これはどう見てもグレー。15分くらい作品を見つめていた。
先生いわく、アクリル絵の具でペイントすることもできるが、せっかくの「陶器感」が失われる。このまま次の工程(表面に薄い膜を張り耐水性・耐久性をつける)に進んだ方がいいのではないか。
また、好みによってツヤだしもできる。今のザラザラの表面が整う。今のままだと水が漏れる。などいろいろな事を教えてもらう。
さて。どうしよう。
このまま進むか。アクリルペイントへ進むか。明日からは「共同展の古着物ペイント」に取りかからねばならないし。
そんな中、アートには全く興味のないハビ吉とカンペロをつまむ(写真)。マラガっ子のソウルフード。
彼にしたら「何色でもいい」し「もうできたんだからいいじゃん」なのだろう。確かに試したい素材やテクニックが今すでに20くらいある。心はそっちに飛んでいるしなぁ。
それより「マドリッドにはいつ来るの?」という話。ゴッホ展は2/26まで。「共同展」の後に、なんとか滑り込めないものか。