今年の春は、本当に異常気象の連続。で、悲しいくらい「雨続き」のマラガだった。このコスタ・デル・ソル(太陽海岸)で。
「年間の晴天270日以上」
という、あの有名な宣伝文句はどこにいったのだ。太陽が出ないと、ものすごく寒い。ということもよくわかった。
私はトカゲのような生活をしているので
「毎日、日光を浴びて暖を取る」
ことができないと、体温もエネルギーも充電できない。
スペイン全土でも4月になって大寒波が襲い、雪が降ったり、嵐になったり。朝晴れていても午後から急にゴロゴロ雷が鳴り、強風、突風、大雨。ということが、マラガでもたびたびあった。
だから、海岸通りのチリンギートへ魚介類を食べに行くのも、すっかりご無沙汰。やっと晴れ間が見えたので、さっそく行って来ました。
この日のお相手はカルメン。おなじみマラガの焼イワシに始まり、魚、あさり、トマト&にんにくサラダと続く。オーレ!うれしい~。
もっぱら会話は「最近のマラガの異常気象」について。というのも、この日も食後のお茶をしていたら、いきなりものすごい突風に見舞われ
「うわー、早く中へ!」
って、お店の中に全員避難。テラスに座って海を眺めながら、アイスやらコーヒーやらを楽しんでいたというのに。
そして、瞬く間に空が暗くなり、とても外にいられなくなってしまった。アイスコーヒーやアイスの冷たいこと。温かいお茶が欲しいくらい。5月のマラガでこんなこと、考えられない。
いったいどうしてしまったのか。とにかく「寒い」マラガなのである。聞けば、日本は逆に真夏日になったとか。
早く、いつものマラガに戻ってほしい。まだサンダルさえ履いていない。いったいどうしてしまったのか。