ヨーロッパ杯とツバメ

6月8日から、サッカーファンお待ちかねの『ヨーロッパ杯』が始まる。
どこか町中わくわく、ざわざわした感じなのだが、
いつもわたしたちが弾きにいくホテルでは、たいてい必死の形相で
「ほれ、特大スクリーンを設置」だの「イベント時間をずらせ」だの大騒ぎしている。
さらに『オリンピック』も待ってるので、
館内を「たたたっ」と走り回る担当者の姿を、この時期よく見かける。
「オラー!」
と挨拶するがモービル(携帯電話)片手に、よれっと手を上げるだけ。
その手の形と勢いが、いかにも『もうだめ』って感じなのだ。
はあ~、しっかりしてくれ、マラガ人。
「う~ん。1度、日本の企業で働いてみればいいのだが・・・」
そうすれば、こんな『何でもないことでへこたれていてはいけない』ことが、
カルロスやミゲルにもわかるだろう。
ただ問題は、日本の企業がこんな『とんちんかんな』カルロスやミゲルを、
受け入れてくれるかどうか、だが。

今年は『ツバメの到来』が、遅かった。うちのマンションは5階建てなので、
巣を作りに、毎年決まってツバメたちが何十羽と現れる。
早いと3月くらいから来てたのに、今年はやっと5月になってから。
出だしが遅かったので、マラガはすっかり夏になってしまった。
「いったい、どうしちゃったのかねぇ~」
「だいじょうぶかねぇ・・・」
と、みんな心配顔。ほんとに巣作り、間に合うのかなぁ。
これも、地球規模の気象変化のせいなのか。
そういえば先日、友人が湖沼にフラミンゴを見に行ったら
「冬から春にかけて、マラガに雨が降らなかったせいで、
水がなく土が固く、フラミンゴたちは巣作りができずにいた」
と、教えてくれた。
ここ数年の『目に見える自然界の変化』は、驚くべきスピードで進んでいる。
『凪』で有名なマラガの海岸部に、不思議な『突風』が吹き荒れ始めたのは、
まだここ5,6年のことだ。
これが、『経済優先』のため地球を破壊してきた『人災』でないと、いいのだが。

追伸。マラガCF、です。マラガFCでなく。スペイン語よみすると、CFで正解なのです。
FCは英語よみですね。

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