友人の娘さんが「赤ちゃんを産んだ!」と言うので
さっそく会いに行ってきた。
私たちの友人はドイツ人で、娘さんのだんなさんはギリシャ人。
国籍のてんでバラバラな私たちが
共通語である「スペイン語」で会話をする。
母国語でない言語が、私たちを結びつけてくれるというのがおもしろい。
実はマラガは、とてもインターナショナルな町なのだ。
確か国際結婚の割合が、スペインでも2位か3位だったはず。
「親戚のうち、誰かは国際結婚!」
と言っても過言ではない。日本では考えられないことだ。
なので、親戚づきあい&家族どうしのつき合いかたもかなり大ざっぱ。
どうせ、細かいことはわからないんだから
大筋がわかれば、まぁいいか、とみんな思っている。
「同じヨーロッパ、みな兄弟!」
言語も宗教も文化、外見もまるでてんでバラバラな民族が
「ヨーロッパ大陸」というもとに結ばれている。
そういえばベラだって、一人でもう立派なインターナショナルだ。
両親の国(血)、生まれた国、育った国、働いた国、
パスポートの国籍、住んでいる国がみんなちがう。
「何人(なにじん)?」
って聞かれて、よく困った顔をしている。
「何を答えればいいの?血?生まれた国?国籍?」
一貫して日本人の私は安心していたら
一度、ペルー人にまちがわれたことがあった。
「ええっ、ペルー人じゃないの!」
って、そんなに驚かなくても・・・・