小説応募への道のり

2月5日から、小説を書き出したのはいいが、
「原稿用紙500枚って、どれくらいなんだろう・・・」
と、まったく見当がつかないまま、書いていた。

ピアノ教室のあいまだけでは締め切りに間に合いそうになく、
夕食後も、週末も、すべて「原稿書き」。
ベラは凧揚げにも、お散歩にも、さびしそうに一人で出かけていく。
「あーあ、つまんない・・・」
「忙しいから、どこにも行けないの!これ書き終わるまではっ」
と、ものすごい形相で、毎晩12時近くまで、書いていた。

第一稿を書き終え、ためし刷りだ。
Aさんに、友人からもらった中古のプリンターを設置してもらう。
このときになり、パソコンをいじっていたAさんが
「マイクロソフト・ワード、持ってないの?」
「なに、それ」
「じゃ、何で原稿、書いてたの?」
「・・・・・・・」
質問の意味がわからず固まっていると、
「全部、縦書きに、なおさないと」

それからの説明を聞いていると、
「果てしない道のり」に、感じられた。
一行の文字数、一枚の行数に始まり、文字の大きさ、書体まで。
何も知らずに、書いていた。
哀れに思ったAさんが、行間を正しく設置したとたん
「うわあ~っ」
「な、な、なんですか」
「原稿量が増えて・・・・原稿用紙550枚以上あります」

このときになって、「小説を書く」以前に、
「パソコンが使いこなせること」が、必要なことがわかった。
今さらだが、やり出した以上、やり抜く!のが体育系だ。
「何としてもマスターして、応募するのだっ」
腕立て伏せ百回、腹筋百回を思い出せ!

「もも、この一ヶ月で、ものすごくパソコンができるようになったよね」
ベラがなぐさめてくれるが、なぜいつも、わたしの学びの道は
「集中トレーニング」「特訓」の形をとるのか。
できれば落ち着いて、少しずつ楽しく学びたい、と思う。

 

 

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