スペイン仰天の面接試験

先日、スペイン国民を、あっと言わせるニュースが伝えられた。
スペインの不況はまったく回復せず、失業率は、25%を下らない。
そんな中の、できごとだった。

「いい仕事あります!〇月〇日、朝10時、当社にて面接&試験あり」
何十人という人たちが、この会社へ殺到。
不況の波をかぶり、一番、深刻な打撃を受けているのは、
働き盛りの30歳から50歳代の、家族とローンを抱えている人たち。
この日も、大半は、必死で仕事を探す父親たちだった。

「では、面接試験を始めます」
内容は知らされていなかったが、なんとしても、仕事を獲得したかった。
「これから、50ユーロ札を投げます」
「・・・・・?」
「これを、手にした人に、仕事を差し上げます。全力で闘ってください」
会場に集まった人たちは最初、言葉の意味がわからなかった。
「さぁ、いきますよ、準備はいいですか!」
面接官が、数枚の50ユーロ札を、勢いよく宙に放り投げた。
「はい、早い者勝ちですよ」

やっとのことで、事情を飲み込んだ人々は、わっと、お札に殺到。
お札は数枚しかないのだから、人の上に人が重なり、大惨事となった。

面接に参加していた人々は、
そのときの様子を、怒りに震えながら、カメラの前で語った。
「仕事とは、何の関係もない面接試験」
「どうしても仕事がほしい人たち、不況に苦しむ人たちをあざ笑う」
「人を、なんだと思ってるんだ」
「札束で、頬を叩く悪質なやり方」
「俺たちは、犬じゃない。失業者をもて遊ぶな」

結局、ケガ人が続出し、面接試験は中止となった。
打撲、打ち身、切り傷、はまだいい方で、
なんと数人は、「骨折」にまで及んだ。
仕事を探しに行って、こんなことを強要される父親たち。

「いったいこの会社の人たちは、何を考えているのか」
面接に行った一人の女性が、カメラの前で怒りをあらわにした。
「あなたの父親に、お札をばらまいて拾わせられますか?」

こういう会社に、未来はないだろう。この会社の役員にも。

 

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