誕生日ランチ&海の扉

【一日一作プロジェクト】バースデーカード「海の扉」を作った。ダンス教室を終え、クリスティーナの誕生日お祝いランチへ。ショートケーキを買って駆けつける。

「クンプレアニョス・フェリス〜!」

歌いながらテーブルに近づく(笑)。ケーキの包みを両手に抱えて。軽くステップを踏みながら。ほら、フラメンコ踊ったばかりだから身が軽い〜。

「ロカ(クレイジー)!」「はい、お持ち帰りケーキのプレゼント」

踊っても歌っても「他のお客様の迷惑」にはならないマラガ(笑)おおらか〜。ってか、たぶん他人のことはどうでもいいんだよね。自分の幸せに全力投球(←私たちも)。

「マグロ&アボカド丼、2つね!」「それとビール」

いつもの店で、いつものテラス席。いつものお姉さんと、いつもの丼。そして、いつものアート話。

「何を描いてる?」「最近どんな作品を見た?」「何に取り憑かれてる?」「こんな素材があるの、知ってる?」「アーティストの友人に会ってね」「今度CAC美術館に一緒に行こうよ」・・・

次から次へと。話は尽きない。私たちは50代でアーティストをめざす遅咲き組。マラガ市の主催する油絵教室で出会ったのだが、2人そろって最初から「問題児」だった。先生が

「2枚目は静物画(果物や壺)を描きます」

と言った瞬間「他のものが描きたい」と立ち上がったのは、私たち2人だけだった。30人以上いる生徒の中で。

「どうしても白い村が描きたいんです(私)」「次に描くものはもう自分で決めています(クリスティーナ)」

その瞬間、教室が「ざわっ」と揺れたのを覚えている。先生は「技術的に難しすぎる」と軌道修正しようとした。が、私たちの決意は固く、結局しぶしぶ「前代未聞の自由課題」となった。

その時、私たちはまだ友達同士ではなかった。互いの存在を、教室の端でぼんやりと感じていた。と言ったら、クリスティーナは

「最初から友達になるってわかってたよ」「周りから浮きまくってじゃん。誰も何も聞こえない、我が道を行くクレイジーオーラ」

笑。そうだったかなぁ。「協調性はあると思うけど」と言い返すと「協調性のあるクレイジー」に格上げされた。

「海の扉」

まん中は白く空いている。「これから自由に人生を描けるように」という願いを込めて。クリスティーナは海が大好き。「海へと続く自由の扉」を贈りたかった。裏にはメッセージを入れて。

「問題児も、貫ぬけば個性に」「歩き続ければ花道に」

朗報(←勝手に作った)。うまくいかない時は「その時、誰が想像しただろう。その数年後に・・・」と自らナレーションを入れ、己道を突き進んで行こう。

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