【一日一作プロジェクト】カリグラフィアート「花ぴかり」を作った。ブレイキングニュース!本日、お昼の1時過ぎに、マラガ市民を震撼させるニュースが。
「マラガ市、ロックダウン決定!」
号泣。ついに「都市封鎖・市町村リスト」にランクイン。コロナ感染者が「10万人当たり1000人」を越すとロックダウンなのだが
「1003人」
涙。このニュースが発表されたとたん、さすがに力が抜けた。20分くらいイスに座っていた。このじっとしていられない症候群の私が。
「都市封鎖の施行は水曜日から」
ってことは。明日、火曜日がお店やオフィスが開いている最後の日。明日は朝から駆けずり回らねば。やることリストを作成。
そんな発表があったからこそ「アーモンドの花を見に」企画は、まさにロックダウン前の最後の贈り物。となった。結果として。
「ラストランチはあなたと」
ハビ吉よ、ありがとう。本当に出かけてよかった。そういえば「コマレス村」を訪れた日も「移動規制発令」前日。なんだか私たち
「門限ギリギリまで遊ぶ小学生」
みたい(汗)。さて。「アーモンドの花を見に」企画。まずはマラガ郊外の田舎をドライブ。ぽつぽつとアーモンドの花が。ハビ吉が目を輝かせて
「眺めのいい田舎レストランがあって、そのさらに奥に『アーモンドの丘』があるんだ!」
連れて行ってもらいましょう!まずは、田舎レストランへ。おお〜。なんて眺め。テラス席から丘や山々、さらに視界の奥には
「地中海まで見える!」
絶景〜。のんびり〜。テラス席のソーシャルディスタンスがすごい。2メートル。太陽の日差しをさんさんと浴びて。もちろん、この時まさか
「翌日にロックダウン発表」
とは、思ってもいない。幸せそうな私たち(涙)。まずはビールで乾杯(←こんなこと、もうできなくなるとも知らず)。
スープ、ミガス、肉団子、モルシージャなど田舎料理をつまみながら、新鮮な空気を胸いっぱい吸い込む。
「おいしい〜」「しあわせ〜」
なんだか嘘みたい。コロナが。こんな景色の中にいると。丘の斜面に白く浮かび上がるアーモンドの花々。霞む感じが、本当に桜の風情。
「偶然見つけたんだよ。それはすごい『アーモンドの丘』なんだ」
そんなに期待させないで〜。わくわく感マックス。早く見たいよ〜。食後のデザート&コーヒーもすっ飛ばして、勢いよく立ち上がる。
「きっと今、満開だよ!1ヶ月前はまだ樹だけだった。丘という丘にアーモンドの樹が」
それは、どんな場所なのだろう。「見渡す限りアーモンドの白い花々が広がる丘」なんて、本当に存在するんだろうか。このマラガ市内に。(明日へ続く)