マラガのフェリア開始の夜に

いよいよマラガのフェリア(夏祭り)が始まりました。これから一週間、マラガっ子は飲んで食べて踊ってノンストップ。正式には、金曜日の夜の「花火ショー」を持ってスタート!なのらしい。

らしい。というのは、私は家にいて見ていないので、ワッツアップのメッセージで
「あ、今夜が花火の日だった?」
と、知ったというわけ。

で、何をしていたかと言うと、こんなに時間をまとめてとれる機会はめったにないので、これまでやろうとして取りかかれなかった「家具の移動および大掃除&大整理」を、昼から始めた。

これもすべて、九月から始める「創作準備」の一環。で、本当はIKEAで買いたい「作品&画材収納棚」を
「うちにあるボロ棚で、なんとか!」
という話。

そのボロ棚は、これまで洗濯機前に置かれていた。工具、スポーツ小物、洗剤、空き容器・・・などが詰め込まれた「何でも収納棚」であったのだが、まずこれを大整理&処分するところからスタート。

なんとか物を二割に減らした。時点で、玄関はゴミの山。さらに、隣にあった引き出し棚、およびもう使わないビデオや板も捨てることに。これで玄関は、今誰が来ても通れない状態となった。

やっと空になった棚を、そろそろと押しながらリビングへ移動(写真一枚目)。向かって左の茶色い棚が、そうです!

あまりにボロ棚なので、近日中にペイント予定。明るい色がいいな。たとえば「アップルグリーン」とか。そんな絵の具あったっけ?

「一つ家具を動かすと、それに合わせて残りも移動する」
という法則に従い、まず画材台、さらにダイニングテーブルが動く。この「不思議な大移動」を、じっと見つめるオウム。暑さ対策で、霧吹きで水をかけてやったので少々濡れてます。

さて、ひと段落ついたのが、なんと夜の十時半。ゴミ捨て場と家を四往復。その時、「ピン」とアイフォーンが鳴る。
「何をしてるんだ!早く、もう花火が始まるよ」
もちろん、ハビ吉とダビー。夏休みでマラガに戻っている二人は、今すでにマラガのセントロで「花火ショー」に向けてスタンバイ。なのらしい。

「今日は一日、掃除と家具移動で疲れたから、もうどこにも出かけない」
「うそだ。固定電話に電話したけど、家にいなかった」
「あぁ、ゴミ捨てに行ってたんだよ」
「・・・疑わしい」

そして、こともあろうに
「じゃ、模様替えしたっていう部屋の写真を送って!」
「ちょっと、まさか疑ってるの・・・」
「もちろん。こんなフェリアが始まる日に家にいて掃除?ロカだよ(頭おかしいよ)。きっと今、僕たちに言えない場所にいるにちがいない!」
「・・・・・・・・」

自分にはない発想だったので、素直に驚き、しばらく小首をかかげて自分自身の行動をふりかえっていた。そういえばよくべラにも
「何を始めるんだ、ロカ(頭はだいじょうぶなのか)!?」
って、言われたなぁ。

あの時はさすがにムッとしたが、今思えば私をよく理解していてくれたのだ。ま、フェリアは一週間あるので、来週行けばよい。しかし、この
「思い立ったら、今すぐ行動!」
は最近、完全自動化され、気がつくともう体が動いている。恐るべし。

先日も友人宅でお食事会、という道すがら買ってしまった「ロールタイプのキャンバス」(二枚目)。重い。三メートルあるので。これを肩に抱え、両手にお菓子と花を持って、炎天下をふらふらと歩いていた。

いかん。これもすべて、自分よければすべてよし。
「相手(パートナーや家族)に確認をとらなくてもいい」
せいであり、おかげでもあるのだろう。

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「マラガのフェリア開始の夜に」への2件のフィードバック

  1. 日本で言ったら、元旦から掃除を始めるようなもんですかね。

    思い出したけど、スペインは道路のでっかいゴミ箱に、いつでも捨てられるんでしたね。便利ですね。

    棚、赤!と思ったけど、その後スクロールして写真を見て、そうですね、青りんご色がぴったり。

  2. 赤もすてきですね!緑の作品が多いので
    メキシコっぽくなってかわいいかも~。

    結果から言うと、ペイントしている時間がなく、
    仕方なく画材を詰め込み始めました。そしたらすぐにいっぱいに。
    「あら、これでは棚が何色でも同じ?」
    ボロ棚ってことさえ、わからない。朗報。

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