今日から「コラージュアート」の新作制作を開始した。ウォーミングアップもかねて「アクセサリー」からスタート。まずは手頃な大きさの
「ネックレスとブローチを作ってみよう!」
気のおもむくまま、ハサミでどんどん「ももモチーフ」を生み出していく。筆で描くのとは異なる世界。クリアーなラインが一発で出せるのがおもしろい。
そこで、はたと気づく。先日、家まで持ち運んだ「フェリアの告知ポスター」もコラージュ作品。
「確かその残り、切れはしがあったはず」
1メートル大の作品を、びっしりコラージュで仕上げようと思うと、何百というパーツがいる。その、使わなかった残りがどこかにあったはず。
「おお〜あるある!私好みの色が」
素材置き場から現れた、一箱分のコラージュ素材。一気にモチベーションが上がる。次々とネックレス&ブローチ用にカットしていくと・・・
「うそ。今ここに来る?」
突然オウムが現れ、切り抜いたパーツの上をよたよたと歩き出した。本当は踏んでだって欲しくない。が、今はそれより大事なことがあった。
「踏んでもいい。だからお願い!飛ばないで」
今飛ばれたら、全てが舞い上がって大変なことになる。それだけは避けたいので、踏まれても、パーツを噛まれても黙っていた。
「どうして怒らないんだ」「お仕置きはしたのか」「窓から捨ててしまえ」
家具を破壊した写真を見るたび、ハビ吉は厳しいことを言う。が、彼は知らないのだ。先日、オウムが5時間かけて削った引き出し。その美しい自然の曲線は
「ガウディライン」
と、うちで呼ばれていることを。曲線をこよなく愛する私にとって、美しいカーブは「自然界からの贈り物」。少なくとも「目」には優しい。