3. 2つのギター

『ももの音楽づくり♪』第3回の今日は、
中央ヨーロッパのジプシー音楽の名曲、『2つのギター』を紹介します。
ロシア民謡とも言われていますが、実のところ定かではありません。

もともと中央ヨーロッパのジプシー音楽は、
その名のごとく、街角や居酒屋のミュージシャンたちによって
楽譜でなく、耳で伝えてこられたものなので、
作曲家や、タイトルもよく知られぬまま、弾かれていることがよくあります。
さらに、ミュージシャンそれぞれのアレンジが加わって
聴いても、同じ曲だと気づかないときもあります。
それに、べラもよくするけどハンガリー系のバイオリニストは
こうした民謡を、たてつづけに2~3曲弾いたりするので、
曲が終わったと思って
「ぼ~っ」
と、していると
「あややや・・・・その曲につなげるか!」って。

べラに楽譜がないのだから、わたしの楽譜があるはずもなく、
とりあえず「コード進行」だけ、メモして伴奏してます。
とにかく「緩急」がすごいので、
耳で聴いて追って弾いていった方が、簡単ですからね。

ハンガリー人の両親をもつべラは、
「家の中はいつも、ハンガリー音楽だった」
と言います。でも、ウルグアイに移民し、ウルグアイで生まれたべラにとって
町中で1日中かかっているタンゴは第2の子守唄。
『ジプシー音楽とタンゴ』が、
その後、4つの国で暮らすことになったべラの心の中に
いつも流れていたメロディだったのだと思います。

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより