オウムの耳

ピアノ教室をしていると、突然オウムがリビングから音色を聴きつけ
わたしたちのいるピアノ室に飛び込んできた。
パブロがびっくりして手をとめる。
「いいよ、ここにいさせて!」
パブロがうれしそうに弾きはじめる。すると、オウムは気持ちよさそうに
椅子のふちで丸くふくらんで、おとなしく耳をすましたまま、うたたねを始めた。
「パブロのピアノ、聴いてるんだねえ。」
「うん。でも、どこに耳があるの?」
「えっ・・・」
思ってもみない質問を、いつも彼らはする。
「目の横。羽毛でかくれて見えないけど、ちゃんと耳あるんだよ。」
「へえ~」
結局、1時間そうして音楽をいっしょに楽しんだパブロとオウム。
よかったね。momo

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