12.大木ちゃん&ひろみちゃん現る

ライブ開始まであと20分となったとき
二人の女性が、静かにお店に入ってきた。
伊藤さん&中岡さん、秀兄ちゃん&敦美お姉さんご一行様のご来場は
うかがっていたので、心の準備ができていたが
その女性二人は、ステージの5メートルくらい前で立ち止まると
じっとこちらを見つめて、固まっていた。

「誰だろう・・・」
と一瞬、思った。が、次の瞬間、それがかつての会社員時代の同僚、
大木ちゃん&ひろみちゃんであることに気づいた。
実に、20年ぶりである。
あまりの驚きで、わたしの口から放たれた第一声は
「なにやっとるのー!ここで」
であった。あまりにも、変わっていない。二人とも。
「サプライ~ズ!」
時間が20年前に、逆戻りしていく。
「よかったー、わかってもらえて。
 どちら様で?って聞かれたらどうしようかと思ってたよ」

「大木ちゃん、香港に住んでいるんじゃなかったの?」
「そう、ちょうど日本に戻ってたから」
ってすごい距離感。
香港とスペインから来て会う、って国際派だな、わたしたち。

大木ちゃんやわたしが、行き当たりばったり人生を送っているあいだに
ひろみちゃんは結婚をし、一児の母となり、会社に勤め続けていた。
「あのビルで働いているのかぁー」
と思うと、懐かしさでいっぱいになる。

20年ぶりなので、どこから話していいのか。
近況報告をするのが精一杯。
かいつまむ、と言っても、どこをどうつまめばいいのか。
お土産までいただいたが
「帰りの電車の時刻が~!」
と、飛ぶように去って行った。
せっかく20年ぶりに会ったのに
住所を聞くことも、写真を撮ることも忘れ、
あれは「再会」というより、「面会」であった。

ちなみに、大木ちゃんのことは
「酔っ払って自転車で田んぼに落ちた子」
とべラに説明してあったので
「あの、カンポ・デ・アロス(田んぼ)の子ね!」
と、実にスムーズに話が進んだ。
しかし、大木ちゃんも初対面で、片手を軽くあげながら
「ハイ、べラ!」
って。すごいな。言えないよ、ふつうは。

20年ぶりに会って1時間半の再会は、面会に等しかったが
いつか二人とゆっくり食事でもできたら、と強く願った。
わたしが二人を最後に見たのは、まだお互いに「スーツ姿の会社員」だった頃。
「ずいぶん、変わって見えただろうな」
と思っていたら、香港から届いたクリスマスカードに
「あんまり変わっていないので、びっくりしました」
と、書かれていた。

職業は変わっても、住む国が変わっても
人の本質は、変わらぬらしい。

(「ニッポン再発見記・13」につづく) IMG_5634 (Small) CIMG2680 CIMG2687 CIMG2708

スターアイズさん
お世話になりました。
ありがとうございました。

秀兄ちゃん&敦美お姉さん、
そしてお友達のみなさん、
楽しくライブを盛り上げて
くださいまして
ありがとうございました。

ライブ後、閉店まで大騒ぎ
できて楽しかったです。
ニッポンの伝統文化
「あっち向いてホイ!」を
べラに教えていただき
ありがとうございました。

べラは来年、秀兄ちゃんと
いっしょに一曲弾くそうです。
ギターの練習、よろしく
お願いします。

伊藤さん、中岡さん
温かい声援を
ありがとうございました。
伊藤さんの大声のおかげで
ステージが盛り上がります。
ありがたい~。
中岡さん、すてきなお花を
ありがとうございました。

ホテルで、お花と撮影。
このあと実家へ持ち帰ると
「まぁ~きれいねー」と
母が活けなおし
玄関を飾ってくれました。

お忙しいところ、みなさん
ありがとうございました。

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