まえがき ソモソモの話 

中途退社OB会がありまして・・・
同窓会、OB会というものは学校を卒業生したり、定年まで
会社に捧げた忠誠心の高い人たちの集まりというのが普通なのですが、私たちは
とある会社を中途退社した同窓なのです。

会として集まったのは2011年8月が最初なのですが
ゆくゆくは、このOB会に入るために某社に入る、といった
酔狂な人たちが出てくるくらい素敵な会に…
冗談で~す!社長、ゴメンナサ~イ。本当はアットホームで
定着率がすっごく良い会社なんです。
私ら例外ですよ。ノ^-^)ノ

地味な服、派手なおかず
会には参加してはいなかったのですが
スペインで生活しているOGの話になりました。
黄緑色のツイードのパンツスーツが印象的な
デザイナー某氏に言わせると「地味な感じの女性」だったのです。
ある会社の何かの飲み会の会場にピアノを見つけた小生は
「おまえ、習ってたっていってたよな」
「でも十年近く弾いてないから」という彼女に
「まあ、余興だから」とピアノを(パワハラ?)強要したのでした。
正直なところまったく期待はしてなかったのですが、全く淀むことなく
ジャズのスタンダードナンバー「サマータイム」を
派手なおかず付きで譜面なしで弾きこなしたのでした。

日本公演を夢見る突拍子者
会社に居た時はスペイン語さえ話せなかったのに
語学留学の末
現地でピアニストをやって生活しているという。
またまた突拍子もない噂話かと誰もが思ったのですが
これがどうやら本当らしい。
ピアノを前に大胆なホルターネックのロングドレスで
ニカッと笑っている宣伝用の写真は、まさしく髪を振り乱して
企画書を作っていたあの地味な女の子なのです。
コスタデルソル(太陽海岸)のリゾート地マラガで
いつか日本で公演したいと思っているらしい。
よしっ、わーった
それなら、実現させてやろうじゃないかと。
彼女の自伝の出版を記念して
震災復興支援コンサートツアー
「三陸を太陽海岸に~コスタデルソルからの魅惑のデュオ」
なんてのを企画して、あわよくば、三陸に「太陽田地」を
考えている某社さんから全面的なバックアップを得て…
というようなことを考えていたのです。

読解力と応用力アップ
ところが出版業界もなかなか厳しいようで
まずは、ブログでこの「突拍子もない」彼女の生き方を
受け容れてくれる奇特な人たちがいるのかを
見極めることにしようということになりました。私らは基本的に突拍子者ではないので…。
ところが
「彼氏のパソコン、日本語入力できないから手書きで送ります」
と、挿絵とともに、独特のくずし字体原稿A4 194頁がドスンと届いたのでした。手書き原稿
私らもただただ入力するんじゃつまらないので、するどいコメントや彼女の過去の写真を織り交ぜてのクリエイティブなブログを目指したのでございます。

はてさて、どうなることやら。

 

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