2022年の作品群・名古屋

【一日一作プロジェクト】2022年の作品群を紹介中。豊橋から名鉄で名古屋へ。

「千夏さん!」「ももちゃーん」

久しぶりの笑顔に、ほっ。旦那様もお元気そうでよかった〜。ご家族のお世話や書類などで大忙しの千夏さん。ご迷惑でなければいいなぁと思いつつ

「やっぱり千夏さんの顔が見たい」

とお願いして、貴重な時間を割いてもらった。もう4、5年ぶり?こうして会わない間に、千夏さんも私も住む場所が変わり、生活が大きく変わり、家族問題、書類問題に直面し、悲しい別れを経て

「今がある」

お互いに、まだ闘いの中に身を置いているような、前に向かって仁王立ちしているような状態だけれど、

「千夏さん、一緒に『もも衣アート』を作ってほしい!」「いいよ〜。やろうやろう」

大変な時なのに。自分の問題はすっとわきに置いて、こんな無謀な先もわからないプロジェクトに、するっと乗ってくれる。

「こんな感じのものが作りたい」「うわぁ、おもしろそう」「これ、編んでみたんだけど」「きゃーかわいい!こういうのやりたい」

お互いにサンプルや意見を持ち寄り、ぐんぐん話が進む。1人で考えているだけじゃ、こんな広がり、発展はない。みるみるプロジェクトの方向性がはっきりしてくる。

「私がしなくてはならないことは?」「デザインを絵にして。あと型紙も必要」「企画書もいるよね」「色見本も」

やるべきことが一気に、具体的に見えてくる。うおっし。やるぜ〜。さらに。千夏さんがぽつり。

「型紙を母に切ってもらおうかなぁ」「じゃ、私も父と一緒にやってみる」

作品作りは、身近なところから。今回の布アートは家の中から、家族と、友達と、日常生活の中で始まる。アトリエの孤独な作業とは異なる世界。かなり大きなサイズになるし、人の手だって時間だってかかる。だからこそ

「遊びながら!」

プロセスを楽しむ。ここが、このプロジェクトの要だ。サイズが上がれば、素材の量も増える。当然、経費も。そこをいかに抑えるか。古着?古布?いらない布をつのる?

「そこも発信してみたら?」「作品ができ上がるまでをブログで見せていこう」「参加してくれる人、一緒に遊んでくれる人を大募集」「どうやって布を安く大量に集めるか」「展示スペースを提供してくれる方々も探さなきゃ」

解決することは山のよう。プロジェクトはまだ始まったばかりだけど、たった数時間で一気に方向性が見えてきた。この千夏さんのたくましさ、前向きさ、スピード感。私にはない現実的・商業的感覚。

「あんまり気負わずにやっていこう」

スパゲティをずるずるとすすりながら、千夏さんが笑う。いつどこで展示できるのかもわからないけれど、まずは「今年の秋冬の展示会めざして」日本とスペインで打合せしながら、進めていくことに。

「どんな苦しい状況も楽しいことに変えてしまう」

千夏さんとなら!大丈夫さ〜。どんな布アートができるのか楽しみ〜。千夏さん&旦那様、お忙しい中を本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

「もも衣&布アート、プロジェクトスタート」

まずは、どうやって大量の布を手に入れるか。それもビビッドな色。白い布ならペイントもできるけど。みなさまのご意見、お待ちしております。名古屋レポートは明日に続く。

みなさま、すてきな 1日を。

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