異音色

【一日一作プロジェクト】「異音色」を作った。写真を整理しながら、えらいことに気づいた。昨年の夏から秋に制作した作品群。

「紹介できないまま2023年が終わりそう」

あかんやろ〜。写真だけ撮って、ずっとほったらかしやった(汗)。これも全て、昨年の「退去騒動(オーナーの都合で追い出された)」から、落ち着く間もなく

「アトリエ暮らし→ハビ吉宅→日本滞在→マラガに戻り手続き」

と、ノンストップだったから。話は戻るが、昨年いきなりオーナーから「退去」を告げられた際、最初に思ったのは

「家にある画材を何としても使い切らねば」

だった。人によってはガラクタ、もしくはゴミのような画材。カートン、キレハシ、布、ひも、CD、木片・・・などが山のよう。

ふつうの引越しと違い、私の行き先は一時的な避難場所。ハビ吉宅の1室。収納場所がないので、必需品は友人達に預かってもらったが

「画材は使いきるか、捨てるか」

の2択。そりゃもう必死で作ったさ〜(笑)。捨てるくらいなら、5分で、1分で描く。作る。「一日一作」といわず、10作くらい。

「きっとあの時の私は、狂気に満ちて美しかったはず」

ふふっ(笑)。退去までのカウントダウンの中、アトリエの半分は引越し荷物。残り半分のスペースでノンストップ制作。家の中は完全にカオスだった。私の頭の中も。

「最後の最後までペイントし、絵の具を乾かしていた」

ので、梱包できない。というクレイジーぶり。時間がとことんなかったおかげで、いきなり絵の具を引っつかんで、何も考えずに「30秒で描く」というスタイルが、あの時生まれた。

「条件を課せられることで、生まれるものがある」

人生って、おもしろいなぁ。そんなわけで、昨年の作品群を明日から紹介していこう。だって、今年もあと4ヶ月。ってことは

「120作しかアップできない」

ま、ま、まずい(汗)。今なら1年遅れですむ。昨年の作品は今年のうちに。そんなわけで、時系列から外れるけれど、どんどんアップしていきます。もう季節感も無視(笑)いきなり長袖や〜。

「計画性がない、というなかれ」

計画によって情熱を押さえ込まないように、わざと無頓着にしているのだ(笑)←ほんとか?

「異音色(ことなりねいろ)」

「異」文字であり「音」文字でもある。私たちはそれぞれが、異なる音色を持つ。出会いによってそれが重なり合い、無限のハーモニーが生まれる。

みなさま、すてきな1日を。

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