ぱもらす

【一日一作プロジェクト】「ぱもらす」を作った。「キウイ棚作り」の続き。4本の支柱を横棒で結んだところへ

「角材を乗せ天井を作る」

どんどん足場が高くなる〜(笑)。これまではイス&脚立だったけれど、本日は朝8時半から

「ずっと脚立の上」

職人さんみたい。視界が変わる〜。脚立に足を乗せたまま上を向いて作業。って、体幹トレーニングなんだな。体の軸でバランスを取り、上半身を支える。最初はよろよろふらふらだったのが、1時間もすると

「すすっ」「ささっ」

と迷いなく動ける。身軽に登り降り。何事も慣れ。ウッドデッキに角材を置き、金具を取り付けていると

「あれ〜っ、こんなところに花が」

ウッドデッキの隙間から、もじもじと顔を出す黄色い野花。かわいい〜。がんばれー(←この後、しゃがみ込んでデッキの下から水の差し入れ)。再び脚立に登り、ドライバーでクギをねじ込んでいると

「こんにちは〜」

玄関から声がする。見れば、なんと職人のSさん。何度も声をかけてくれていたよう。あわてて脚立から降り、飛んで行く。

「すみません、聞こえなくて」「すごいのができとるねぇ」

プロの建具屋さんに言われると〜(笑)。さっそく「中扉」の打合せ。巻尺で寸法を図り、ちゃちゃっと図面を書いて。75歳のSさんは現役バリバリ。1日8時間と決めて、作業に打ち込まれるらしい。

「上は鴨居に合わせて〜」

今回、家の修繕中に何度も耳にした「かもい」。「敷居と鴨居」が対だったことを初めて知る。日本建築の名称の深雑さと美しさ。スペインなら「ドアの上のところ」で終わり(笑)。

「軽くて明るい仕切り戸、とても気に入ってます」「よかったよー」

「あれからいつもいい匂いがして。この木の香りはどこから来るんだろう〜と」「ひのきを使っとるもんでねぇ」

ひのき。私が知らないだけで、Sさんがいろいろ施してくれたんだ〜。今回の「中扉」も楽しみ。職人さんたちとこうして直接、話し合って、決めて、完成まで分かち合える歓び。

「この官能を知ってしまったら」

もう後戻りはできない(笑)。自分の怪しい趣味趣向を改めて知る(職人フェチ?)。たぶん、私にとっての「大奥」とは(なんや、いきなり)

「職人さんたちが100人くらい集まって『上をふかして〜』『ツラを合わせて』などと、わいわいやっている状態」

笑(妄想)。道具ひとつで、何でも作り出せる。知識と技術、経験の宝庫。人間力。無限の可能性。興奮しない方がうそやろ〜。

さて。打合せが終わり、庭のテーブルでちゃちゃっとランチ。再び脚立へ。足りない角材や塗料を買いに、明日またホームセンターへ行かねば。あさってから雨らしいし。その前になんとしても完成だー。

「そうだ、キウイたちを大地に植え替えよう」

やっと鉢から出せる。うれしー。お待たせ〜。支柱の横に穴を掘り、それぞれメス株とオス株を配置。スイートホーム完成間近。2人で仲よく暮らしておくれ〜。ふと庭を見回せば、しだれ梅にもう

「いくつも梅の実が〜」

きゃー。かわいいなぁ。今年も梅酒ができるかしら。私の手はぼろぼろだけど(写真)、目はキラキラ、心はわくわく。設計図なんてなくても、ゴールがわかっていれば、どんどん歩いて行けばいい。

「ぱもらす(PAMORAZ)」

「PAZ(平和)」「AMOR(愛)」文字がひとつになって、歩く。「PAMORAZ」は、PAZ+AMORのアナグラム。ノートの裏表紙のカートンを使って(先日の「ぱぁあす」と同シリーズ)。

明日は「電動ベッド」レポート。ついに父の寝室が1階へ。新年度も始まり心機一転ですね。みなさま、すてきな1日を。


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