うにーる星

【一日一作プロジェクト】ペンシルで描いて「うにーる星」を作った。本棚&画材棚の中身が「床」に散らばって収拾がつかず、朝から意を決して大整理に取りかかる。

「・・・はずだった」

友人たちから「がんばってね〜」と応援メッセージまでもらっていたのに。ことの始まりは、床にどーんと置かれた10キロの粘土。

陶芸用に買ったのだが、1年以上ほったらかし。固くなって、ほぼ「レンガ」。とりあえず、別の部屋へ移動しようと両手でよろよろと持ち上げた瞬間、ひらめきが降りて来た。

「これをカットしてダンベルにしたらどうか!」

重いから、発想が筋トレ方向に(笑)。両腕から粘土の塊をゆっくりと床に下ろすと、そのまましゃがみ込んで削り始めた。ちょうど手の届くところに「工具」があったので

「まずは、おおまかにダンベルの形に」

がんがん彫り進める。すぐに飛んでくるオウム。この好奇心や参加精神はすばらしいが、はっきり言って邪魔や!粘土、手、工具などに噛みついてくる〜(写真)。

ほぼレンガ。ではあるが、若干の湿り気が残っているので、気持ちよく削れる。もちろん、本日の作業予定だった「床に散らばった物の整理」は、すっかり忘れて。これでいいのだ。

「脱線の女王」

こうでなくては(笑)。反省する暇があったら、突き進め。ざっとおおまかに削り進めていくうち、今度は強烈なイメージ、ビジョンが降りて来た。

「石像風にしよう!」

マヤ文明とかの。石に刻まれた聖なる獣。ジャガーや羽の生えた蛇。あまりの興奮と感激で、気がついたら4時間ぶっ続けで彫っていた。

「これは、聖なるダンベルなのだ!」

この辺まで来ると、もう誰にも何にも止められない。床に広がる本・画材・粘土のクズの中で、楽しくランチ。よくこんな落ち着かない、小汚い場所で。と思われるでしょう。が!

「私の目には、石像ダンベルできあがり図」

しか見えていない(笑)。心と体が、何かと強く「結ばれる」と、他のものは存在しなくなってしまう。精神世界が、現実世界を飲み込む。

「うにーる星(せい)」

「UNIR(ウニール)」。スペイン語で「結ぶ」の意。よく見ると「U・N ・I・R」の4文字でできている。「結」は、私の人生の大切なテーマ。

「ダンベルと石像を、アートで結ぶ」

遠くにあるもの同士、異質なもの同士を1つにする。遊異結(ゆいむすび)アーティスト。聖なるダンベル作りは数日後に続く。

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