精霊の住む坂道

【一日一作プロジェクト】「精霊の住む坂道」を作った。久しぶりにクレパス&クレヨンで。いつものアクリル絵の具とは、タッチも色の重ね方も異なるので

「あぁあ、なるほどね〜」

と、実験的に進んでいく。アンダルシアの「白い村」をモチーフに。坂道に沿ってでこぼと並ぶ家並み。それらを結ぶ階段や小道。窓や扉。それらが集まって

「顔」

になっている(笑)。村は生きもの。今日みたいな「クレパス&クレヨンだけ」の作品もいいけれど、次は絵の具と組み合わせてペイントしてみたい。

「使わないから、クレヨンを片付けよう」

と思って、こうなる不思議。数秒で「心を囚われ」気がつくと「行動している」この衝動プログラムは、いったいどこから。両親は揃って計画性があり、常識もあるので遺伝とは思えない。

「朝食を食べている時には、思ってもいなかったこと」

が、毎日起こる。アトリエの中で、だけど。「未知という航海に乗り出す」すがすがしさで、毎朝アトリエに立つ(←仁王立ち)。そういえば、いつだったか性格占いで

「わくわくが羅針盤の海賊」

タイプだった(笑)。オウムもいるしな〜。水平線を眺めながら暮らす日々。別の性格占いでは「宗教家」。って、海賊との共通点はなんなん?

さて。今月に入り、テラスから海を眺めると「クルーズ船」がよく目に入る。一時期は、全く目にしなかったその姿。思わず双眼鏡でのぞいてしまう。

「なんだ〜ありゃ。魚の横顔みたいなのが描かれた大型船は⁉︎」「優雅な船体だなぁ、次はどこの港に行くんだろう」「こんな天気の中、大変だなぁ」

思わず心を寄せてしまう。クルーズ船がマラガ港を離れ、大海へ乗り出すのはたいてい夕方。作業を終えた私は、オウムを肩に手には双眼鏡(←海賊かい)。

そして。オウムは「トマト」をフルーツだと思い込み、勢いよくかじりつく。野菜だとわかり、いきなりトーンダウン(笑)想像してた味と違う?

「精霊の住む坂道」

スペインの村に惹かれ続けて20年以上。たいてい丘の斜面にへばりついているので、坂道をひたすら登って行く。石畳や階段、猫の通る小道を通って。そこは、精霊のすみか。

「不思議な何かに満ちている」 

それを体感したくて、今も「村通い」を続けている。もう100以上の村を訪れたけれど、今度は北スペインの田舎にも行ってみたい。と言ったら、ハビ吉が

「いい考えがある!」

秋の旅がいきなり決まりそうな気配(笑)。大自然と村々をのんびりめぐる旅ができたらなぁ!国内ならコロナ規制も書類もなし。ハビ吉よ、頼むぞ。

 

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