日本上陸記&夢つぼみ

【一日一作プロジェクト】メッセージアート「夢つぼみ」を作った。「日本上陸記・24」。朝から手続きに走り回る。

「ここに、ハンコを押していただけますか?」

窓口のお姉さんが、書類の空欄を指し示す。スペインは「サイン社会」なので、ハンコなんて久しぶり。もちろん「朱肉」という物も久しぶりに見た。緊張するな〜。

「ぎゅぎゅーーぎゅうぅう〜」

力いっぱい印鑑を朱肉に押しつける。かすれてはいけないと思い、数回力を込めて朱肉の中に印鑑をうずめた。書類に押す前に

「天地を確認して・・・」

それは思い出せた。あとは、かすれなければ成功。呼吸を整え、ずれないようにしっかりと書類の上で心持ち「回すように」押し付けた。

「よしっ。完璧」

な、はず。だった。印鑑をそっと持ち上げると、朱肉がつきすぎて「ぼってり」している。「字面のシャープ感」がまるでない。一応、読める。若干の不安を感じながら窓口に提出すると

「・・・・・」

3秒くらい、お姉さんの視線がハンコの上で止まった。そして「朱肉がつきすぎなのでやり直し」という旨を、すてきな笑顔で伝えてくれる。不安げな私の表情を見てとったのであろう。

「よければ、私がここで押しますが。お借りしてよろしいですか?」「よ、よ、よろしくお願いします」

お姉さんは、慣れた手つきで印鑑を朱肉に滑らせ、そのまま書類へと走らせた。流れるような所作。無駄のない動き。そして結果は・・・

「か、か、完璧だ!すばらしい。お見事ですね!」

さすがプロ。これぞお手本。お姉さんは「ふふふ」と不敵の笑みを浮かべ、手続きは無事完了。さて。2年ぶりに父の運転で、豊橋の町へ買い物に。

「川を渡り、線路を越え、大学の前を通り」

何気ない風景が、たまらなく懐かしい。こうして2人で買い物に出かけられることが、何よりうれしい。本日のドライブコースは

「イオン、カーマ、しまむら、スギ薬局」

すばらしいルート(笑)。今回は家の近くで「さささっ」と買い物をして終わりだなぁ。先輩方の情報によると、成田空港のお店はほとんど閉まっているらしい。

「夢つぼみ」

どんな状況、条件の中でも花は咲く。強く、賢くある必要はない。「今置かれた状況にするりと自分を適応」させることができれば、思ってもみない花が咲く。

「つぼみ」をたくさん持っていよう。「夢」「やりたいこと」「楽しいこと」・・・遅咲きでけっこう。53歳で3分咲きの私。シニアで満開をめざそう。(明日に続く)

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「日本上陸記&夢つぼみ」への2件のフィードバック

  1. 53歳で3分咲きと言えるMomoさんはすごい!!
    私は50になった時「もう50だ、もう50だ」と嘆いていました。(実際は50でNZに渡り、そこから第2の人生が始まり15年経ったわけですが)
    さて、第3の人生はスタートするのか?!
    させたい、完結に向けてラストスパートを。

  2. 第三の人生、いいですね!
    「リセットできる」
    って、なんてすばらしいことでしょう。
    これからのMayさんが楽しみです。

    私は「大人」になるのに時間がかかったので
    いつも周りの人から出遅れていました。
    「やっと一人前」と思ったら30代後半で(笑)。

    焦らず、でも毎日を大切に。
    「自分の暦」で生活していきましょう!

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