【一日一作プロジェクト】メッセージアート「夢花咲（ゆめばなざき）」を作った。「日本上陸記・15」。いよいよ待ちに待った父との再会。玄関のドアを勢いよく開けると

「お父さん！帰って来たよ」「ええーっ、もう⁉︎」

ハイヤーは早いのだ（笑）。改めて「ただいま〜」「お帰り」。2年ぶりの再会。本当に長く、遠い道のりだった。でも、その先に

「父がいる。なんとしても会いたい！」

その一念でここまで。シャワーを浴び、改めて居間でのんびり父とくつろぐ。ノーメークで髪ぼうぼう（笑）。でも、心から幸せ〜。

「お疲れさま。よく来てくれたなぁ」

父の笑顔に疲れもふっとぶ。さっそく家の中で荷物整理。勢いよく動き出す。収容所はワンルームで10メートルも歩けば突き当たり。なので、距離がない分、踊って「上下運動」していた（←うるさい収容者）。

「大股でガツガツと歩き回りたい」

爆発的なこの衝動（笑）。私はふだんから「超早足&大股」なので、家の中でも「目的」に向かって、いつも一目散に小走りしている。

「まずはゆっくり休んで〜」

父が声をかけてくれるが、飛行機〜空港で丸2日。その後収容所で3日。4日目はハイヤー。丸6日ずっと人工施設の中で身を固くしていたので

「外の新鮮な空気を吸いながら動き回る」

これを幸せと言わず、なんと言おう。「生モノ、生野菜、フルーツが食べたい」とこぼしていた私に、父が「寿司とサラダと果物」を用意していてくれた。

「おいしーーーーーーーっ」

父と麦茶で乾杯。おしゃべりしながら夕食。一緒に食べるって楽しいなぁ。ものすごい達成感（笑）着いたばかりだけど。実は3日間の強制隔離・収容所の後は

「これから11日間の隔離生活」

が待っている。基本的に建物の外には出られず、人とも接触してはいけない。と「誓約書」にサインまでさせられている（←これをしないと日本入国できない）。その11日間を「自宅かホテル（自腹）か」選べるのだけど

「絶対自宅！お父さんと一緒にいたいから」

笑。一択。たとえ費用が高くなろうとも（←11日間のホテル滞在費の方が、東京〜愛知県ハイヤー代より安い）。なにしろ今回の帰国の目的は、体調がイマイチの父と

「毎日一緒に過ごし、家の大整理をすること」

今回の私は「使命」を持っている。父を元気にしたい。父の状態を理解し、家や物を整理し、生活をリセットをするのだ〜。

「夢花咲（ゆめばなざき）」

1ヶ月前から全力で取り組んだ「夢」が、ついにこうして「花を咲かせ」た。たとえ環境や条件に打ちのめされても、打ちのめされた今の自分で咲けばいい。できる形で。

「ゆっくりしてよー。まずは休んで」

その時、父はまだ知らなかった。翌日から始まる大リセットの嵐。「壊すゴミ」に、親子で何回も通うハメになることを。人生はサプライズに満ちている〜。（明日に続く）

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