本の日&笑虫

【一日一作プロジェクト】布&ひもで「笑虫(わらいむし)」を作った。4/23はサンジョルディ「本の日」。スペインでは本を贈り合う。私の本棚で「1番古い本」は何だろう?と眺めていると

「昭和54年に父に買ってもらった国語辞典」

だった(写真)。使い込まれて黄ばんでいるけれど、たぶん「1番くり返し触った本」でもある。パソコンやスマホがなかった時代

「ほぼ毎日触っていた」

貴重な存在。スペインに渡った頃は、スペイン語の辞書も「毎日の友」だった。これなくしては、生活ができない(汗)。それがいつのまにか

「スマホ1つ」

でどんな言葉も探せるようになった。さらに一瞬で翻訳までしてくれる。今の時代の留学&海外移住は、私たちの時代(20〜30年前)とまるで違う。

「バカ高い国際電話で、早口でしゃべる」

もしくは「手紙」しかなかったあの頃(涙)。海外へ長期で渡る時には、本人も送り出す家族も

「ものすごい覚悟」

がいった。だからか知らないけど、私の周りには肝の据わった人が多い。そんなことを思いながら、父に買ってもらった国語辞典を、久しぶりに手に取った。使わなくなって数年がたつ。それでも

「本棚の主(ぬし)」

として、今も君臨している。そして何より。いつも私のすぐそばにいてくれた。11歳の時から。

「42年間に渡って」

父の文字が、刻まれているのもうれしい。小さな頃は「何でこんなもの書くんだ〜」と思っていたけど(笑)。本好きの父のおかげで、保育園の頃から「図書館」通いが始まった。

そのおかげで、文を読んだり書いたりするのが何より好きだった。もちろんピアノよりも(笑)。そんなことを思い出し、ふいに懐かしくなった。新しい本もいいけれど

「本を贈ってくれた人に感謝する」

日でも、あるのじゃないかしら。この本があるから、今の自分がある。そのことに想いを馳せ、感謝する日。

保育園の頃から社会人になるまで、何百回と図書館に連れて行ってくれたお父さん、本当にありがとう!

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