【一日一作プロジェクト】コースターにペイントして「海獣(かいじゅう)」シリーズを作った。4組画。その横で、キャンバス地の大作も7割完了。用事で久々のセントロへ。
「サマナサンタ(聖週間)の週末だから混んでるかな」
と思いきや。けっこう余裕で歩ける〜(写真)。こうしてマラガの旧市街を散歩するのも久しぶり。もしかして
「今年に入って3回目?」
単純計算で、月1回。信じられない。コロナ前は週1でセントロへ行っていたのに。なんだか目にするもの全てがまぶしい。すっかり観光気分。通りに並ぶテーブル&イスが
「おいでおいで」
と誘う(笑)。コロナ以前は、こんな旧市街のテーブルで、毎週のように友人とお茶していた。夕食に集い、ワインで乾杯し、踊りに出かけた。その全てが懐かしい。今の私は
「夕食のためにセントロへ出る」
ことは、もうない。昨年から。ずっと。1年の間。信じられないが「夜間外出」は、もう存在しないのだ。
「夜、飲みに出かけることがないので、昼から飲む」
笑。いいのか悪いのか。ランチで会うしかないんだもん。そんなわけで、今のスペインはランチ宴会が主流。実はこの日も、セントロで用事をすませた後
「なでしこ女子会」
へ駆け込む予定。なんと2年ぶりの再会。久しぶりの日本語が楽しみ〜。セマナサンタの間は一部規制が緩和されるけれど、私たちの生活はほとんど変わらない。
「るるる〜ん」
歩くのが、ただ楽しい。マラガの旧市街は石畳やタイルが多く、パッチワークかコラージュのように、通りに独自の模様がある(写真)。この
「均一じゃないところ」「不統一」「整然としていない」「実用性より歴史」「イレギュラー」
が、スペインのよさ。欠点ではなく魅力!(笑)たとえハイヒールのかかとが、石畳の隙間にボコッとはまってしまっても。臆することなく、力強く引き抜きましょう。
「この辺だよなぁ」
ランチ会場を探しながら、ふらふら裏通りをさまよい歩く。なにしろ高級イタリアンレストランなので、一度も入ったことがない。ってか、目にも入っていなかった。
「ももさーん、こっち!」
前方から名前を呼ばれ、顔を上げれば、おぉお〜。大先輩方が。スペイン在住歴30年以上のツワモノ揃い。さてはて。どんなイタリアンランチに。(明日に続く)