ミハス観光&花実葉水

【一日一作プロジェクト】落ちていた花・実・葉で指飾り「花実葉水(はなミハス)」を作った。「ミハス観光」の続き。村の中心地から自然いっぱいの遊歩道へ。

「すごい絶壁ーーー!」「あそこに人が登ってるよ〜」

写真3枚目。よーく見ると崖の中腹に男性が!(驚)かなりの高さ。写真を撮りながら、スマホを持つ手が震える。

「落としたら、終わりや・・・」

遊歩道からは、見渡す限り緑の大地が。地中海の水平線まで眺められる。絶景。誰もいない散歩道を2人、花の名前を言い合いながら歩く。

「あれ、水芭蕉じゃない?」「藤もあるよー!」

大騒ぎ(笑)。私たちにとってこの日は待ちに待った「遠足」なので、時間も忘れて植物とたわむれる。

「いい香りがするね。ダマデノーチェかな」「ええっ、ジャスミンだよ!」

ちゃんと訂正してくれるしっかり者の千恵さん(笑)。きっと千恵さんとアルファルナテ村へ行ったら、桜かアーモンドかはっきりしたのにちがいない。

「蝶々だ〜〜!」「こんなの見たことないねぇ」

「カエルが鳴いてるよ〜」「あそこに金魚が!」「あれ、亀もいるよ」

もう動物園状態。それくらい私たちは1年に渡り、厳しい外出規制の中「催し」のない生活を強いられてきた。昨年の今頃、スペイン全土に完全ロックダウンが発令され

「春は、家の窓から眺めるだけ」

のものだった。だからこそ、今年の春がたまらなく愛しい。花に植物に生き物に、いちいち声を上げて喜んでしまう。

「来てよかったねーーーっ」「楽しい〜」

小学生のような私たち。あっちこっちと寄り道ばかりしながら遊歩道を一周。その後は闘牛場へ。こんな小さな村なのに、立派な闘牛場がある。

「はい、ポーズ取って!闘牛場らしく」

千恵さんに言われるまま、闘牛士っぽく決めてみる。オーレ!すると。さらにテキパキと

「さあ、今日もお約束のダンシング動画撮るよ〜」

すっかりマネージャーのような千恵さんであった。この日は「フラメンコのタンゴ」を踊ったのだけど、やっぱ音楽がないと雰囲気が出ない。

「そうだ。次回はもう1つのスマホで音楽を流しながら撮ろう!」

即座に改善案まで出してくる千恵さん。なんという安心感。しっかり者の千恵さん&ふらふらドタバタの私。2人はことごとく両極端。

計画性&アドリブ。頭&体。知識&感覚。計算&無頓着。おいしい手料理&栄養さえとれればいい。工夫して利用&ひらめきが降りるまでほったらかし。まるで正反対の私たちだけど

「お腹すいたね〜」「ランチに行こうか」

これは同じ(笑)。ランチの前に村の中を散策して、雑誌にも載る「かの有名な通り」を探しに行くことにした。はたして。(明日に続く)

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