【一日一作プロジェクト】コースターにペイントして「青空の滴(しずく)」を作った。お待ちかねのランチはアルファルナテのベンタ(田舎レストラン)で。さすが標高900mの山岳地帯。
「暖炉に当たりながらランチ」
おお〜。これぞマラガ県で1番高い村。私達の暮らす地中海沿岸部だと、ランチと言えば「太陽の日差しを浴びながら、海を眺めて焼きイワシ」。同じマラガ県でもこんなに違う。
「田舎風の建物で、田舎風の料理」
なんて贅沢。聞けばなんと。アンダルシアで1番古い!歴史のあるベンタ(田舎レストラン)なのらしい。
「ええーっ、16世紀から⁉︎」
知らなかった。いやぁ〜前情報、知識がないと、人生は毎日、発見&サプライズに満ちている。
「そうなのか!全てに感激、できる無知(今日の一句)」
壁という壁に飾られた、農具や生活用品。そして鉄砲が数丁。なんとなく山賊の隠れ家風。スペインには比較的近年まで
「山賊がいた」
険しい山岳地帯に潜み、峠や谷を越える旅人や商人を襲って生活していた。例えばマラガ県のロンダは、山賊の町として有名。
「この辺も、かつては山賊がいたのかも」
グラナダ県とマラガ県をつなぐ山間のルートがいくつもある。高速道路ができたため今ではほとんど使われていないが
「後からドライブしてみよう」
ハビ吉が、スープをたいらげながら言い放つ。この日の日替わりスープは「ひよこ豆とキノコのスープ」。これが絶品。
チョリソー、モルシージャ、豚肉、目玉焼き、ピーマン、オレンジ、ミガスが乗った大皿は、2人でシェア。とても1人では食べきれない。
シメは、このお店の手作りデザート。アニスの味と香りが絶妙。あんまりおいしくて、実はこの後、アニス酒を買ってしまった。
「おいしかったね〜」「よし、山間ルートに向かって出発だ」
なんだか山賊気分。せっかくなので明日の最終回は、ハビ吉と私のコラボ動画でシメることにしよう。(明日に続く)