天へと続く道〜聖獣の住む村

【一日一作プロジェクト】「天へと続く道〜聖獣の住む天空の村」が完成した。アーチが出迎えてくれる「コマレス村」は、岩山の頂上にぽつんと置かれた天空の村。アーチをくぐりながら登る坂道は

「天へと続く魔法の小道」

そのインスピレーションに引きずられ、メインモチーフの「青い道」が生まれた。ぐねぐねと続く石畳の坂道を登りながら、私の心は天へ天へと昇って行く。村の頂上で尽きる道は

「そこで終わりでなく、天へと昇る鳥になる」

そのイメージが「青い翼を広げ、この村を見守る守護獣」を生んだ。この小さな物語こそが、この作品のメインテーマ。

「視線が、青いルートをたどって下から上へと昇り、やがて青い鳥にたどりつく」

そんな「時間の流れ」がある作品を、作りたかった。たぶん私は「物語」を書きたくて、絵を描いているのだと思う。

さて。コマレス村を訪れたあの日、奇しくも「ロックダウン前日」だった。人気のない、穏やかな時間と静寂に包まれた天空の村は、不思議な波動に包まれていた。

「平穏というたたずみを吸って生きる聖獣たちに、この村は守られている!」

その強いイメージが私を突き動かし、ぶれることなく完成まで歩かせてくれた。幾度も中断はあったけれど(←脱線の女王)

「あの日の感動を何度も反芻して」

描き続けた。村のすばらしさを伝えたい。ありがとうの代わりに。

「感動が羅針盤!」

笑。無尽蔵。作品に関する細かい解説は、どれだけでもできるけれど、どうでもいいじゃないか。と思えてくる。

向かって左の赤い部分はマラガの山岳地帯「アサルキアの山々」。青い鳥の懐に「太陽」が。その光が村を照らし・・・そんなことより

「天へと続く道〜聖獣の住む天空の村」

この道を、一緒に歩いてほしい。魂で。世界のどこにいても「魂の散歩」はできるのだ。「一緒に心で旅ができる」そんな作品を作り続けたい。

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