芽一眼

【一日一作プロジェクト】コラージュアート「芽一眼(めいちめ)」を作った。スペインでは、すでにコロナのワクチン接種が始まっている。最初は医療従事者や高齢者なのだが

「お隣さんが打つ!」

とあって、マンションの踊り場井戸端会議は騒然。主役のMさんは病院に勤めるため

「仕事を続けたければ」

と、形は「自己申請」だが、失業したい人はいないので「強制的」に近い。本人は絶対に打ちたくないと数ヶ月前から言っていた。

「こんな短時間で作られたワクチンは怪しい」「何が入っているのか知らされていない」「接種後、数ヶ月後、一年後の副作用データがない」「接種後の副作用がかなりひどいのを見た」

Mさんは、接種したくない理由をいくつか述べた後、うつろな表情でエレベーターの前に立った。

「これから行ってきます」

呟く声も暗い。「仕事か接種かの二択」なのだ。そりゃ打つだろう。脳裏に浮かんだBGMは「ドナドナド〜ナ〜ドーナ」。無理やり市場へ。哀しい仔牛を思わせる。

「がんばって!」「大丈夫だよ」「気をつけて」

私たちに見送られ、Mさんはエレベーターの中に吸い込まれて行った。そして、結果から言うと。戻って来たMさんはその夜から

「寒気と発汗を繰り返し、寝込んでしまった」

のだ。さらに。お隣Aさんのお兄さんも、その翌日にワクチン接種をし

「眠気とだるさで起き上がれなく」

なってしまった。さらに。お隣Cさんの娘さんは看護婦なのだが、接種した夜から発熱。うーん。1回目でこれ。みなさん口をそろえて

「2回目が恐ろしい」「何を私の体の中に入れたのだ!」

と唸っている。どうやらインフルエンザの予防接種とは「格が違う」らしい。うちのマンション関係者の3人が揃ってこうなので

「これは病院に勤める友人知人に聞かねば」

と思い立つ。もともとワクチン接種には懐疑的。で、インフルエンザ予防接種もしない私は、さらに疑惑を深めてしまった。3人が早くよくなりますように!

さて。キャンバス地を床に広げてペイント中(写真)。最初は床で、さらにテーブルで。カーペットやテーブルクロスにいい図柄(笑)。家の中が明るくなりそう〜。

実は昨年ペイントし始め、今年筆を入れて新しいスタイルに生まれ変わった。「夢」文字が生き生きと舞い踊る。あと一息で完成。

「芽一眼(めいちめ)」

一つ眼の芽が歩いている。楽しげに。明日に向かって。私たちの毎日は、ささやかな一歩。でも、かけがえのない一歩。夢に続く一歩なのだから。

「信じれば『いつか』はずっと近くなる」

今日の一句。1日も早く、安心して暮らせる毎日になりますように!みなさまも、お体を大切にしてお過ごしください。

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