異燃(組画・2)

【一日一作プロジェクト】キャンバスにペイントして「異燃(いもえ)」を作った。「3点セット」の組画の2点目。それぞれ漢字一文字を描くことは決まったものの

「3文字を何にするか」

を決めるのに、実はかなり時間がかかった。ペイントそのものより。結果から言うと、キャンバスに踊らせる漢字はそれぞれ

「遊・異・結」

ひたすら2週間も考え続けたのは、選ぶ漢字が「3文字」だったから。そこに、私は不思議な意味を感じた。

「これまでの私、これからの私を表すもの」「3文字で一つのフレーズになるもの」

言葉が思い浮かぶたびに、ひたすらノートに書きつけた。不思議なのは、この3文字を探す2週間というもの

「私にとってアートとは」「アートで私は何をしたいのか」「私は何者か」

を、ひたすら自分に問いかけていた。

「なぜ一日一作プロジェクトをしているのか」「なぜ石や葉っぱ、扇子やボトルにペイントしているのか」「消えてなくなる布ひもで作品を作っているのか」「商品とならないものを作るのか」

その答えが、ある日ぽんと届けられた。朝、目覚めたら、そのフレーズが私の中に宿っていた。

「遊びながら、異を、結ぶ!」

異なる素材、画材、スタイル、文化、習慣、言語、分野、プロジェクト・・・を、私自身を介して結ぶ。

「遊異結(ゆいむすび)!!!」

音楽、踊り、絵、文章、詩、アート。手段はなんだってかまわない。だから私は、周りにあるもの全てが素材であり、友達なんだ。

ピアノや冷蔵庫、ベンチやバス、ゴミ捨て場の廃材やカートン、落ち葉や花びらを見るたび

「友達になれないか」

真剣に考えている(笑)。「友達になりたい」そのわくわく感が、私のエンジン。原動力。小学生からほとんど変わっていない。

「3点で一作品になる組画『遊異結(ゆいむすび)』」

「遊舞(ゆうまい)」「異燃(いもえ)」と続き、3作目は「結」を使って。たぶんしあさってくらいに続く。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です