マラガ楽舞

【一日一作プロジェクト】植木鉢で「マラガ楽舞(ラマ)」を作った。ダンス教室の施設(建物)がクローズし、踊る場所をなくした私たちは

「野原で踊ること」

に決めた。木漏れ日の中、野バトやカモメに見つめられながら。海からの涼風を全身に感じながら。

「板を運び、その上でステップを踏む」

何事も経験。おもしろい発見が沢山あった。例えば、私はいつも「歩幅が大き過ぎ」「バシバシ歩き過ぎ」と注意されるのだけど

「板のおかげで、歩幅が小さくなる」

という利点が。また、野原というだだっ広い場所で踊るのは、鏡や壁のある室内と違い「方向感覚」がつかみにくい。つまり

「自分が正面と決めた方向に狙いを定めて踊る」

訓練になる。さらに。踊っていると、ランニングする人や犬の散歩をする人など、いろいろな人が通り過ぎて行く。拍手されたり、声をかけられたり。

「それに気を取られず、集中して踊り続ける」

トレーニングにも。野外レッスンを快く引き受けて下さった先生に大感謝。音楽の準備だって大変。機材の搬入&搬出など、これまでにない作業が増える。

「踊れるならどこだって!」

その気持ち一つで、みんな集まる。今手にしているものを大切にしよう。雨が降ったら?寒くなったら?また考えればいい。大切なのは

「今週、踊れること」

マラガに住んでいると、あまり先のことは考えなくなる。それはスペインのシステムがあまり機能しない(頼りにならない)こともあるけれど

「人生は予想を裏切る」

ことを、身を持って体験したから。想像したようにいかないのが人生。いい意味でも、悪い意味ででも。だからこそ

「起こった時に、120%の力が出せる」

それで十分なのだ。想像して、先回りして心配しても仕方ない。

「マラガ楽舞(ラマ)」

回文風に(笑)。紫と緑。この2色を見ると、私たちマラガっ子の心は燃え上がる。マラガの旗の色なのだ。オーレ!ビバ・マラガ!

愛するマラガを、緑の精霊が、光の鳥が、紫の聖人が、フラメンコの夢玉が、楽しく舞いながら守ってくれますように。祈りを形に。

にしても、植木鉢には見えないな(笑)。

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