お父さんありがとう!

【一日一作プロジェクト】6/21は父の日。「お父さんありがとう!」の気持ちを込めて「心野百花(こころのももばな)」を作った。思えば父には「寝耳に水」ばかり入れてきた。

「就職先、決めてきた」「名古屋で一人暮らしする」「スペインへ行く」「ピアニストになる」

問題は、全て「事後報告」というところ。行動に起こす前、もしくは進行中に「相談」という機能はついていない。いつだったか友人に

「もものお父さんってどういう人?」「打たれ強い人」

どんな逆境にも耐え、前に進んでいく。たくましい人という事を伝えたかったのだが、友人は私の顔をまじまじと見つめ

「あなたが打って、強くしたんだよ」

そこで、アイフォーンに保存されている父の写真を見ながら、事実かどうか確かめてみることにした。はたして本当に、私は父を打ちつけているのか。

ありました。まさに(写真)。ハタキだか何かを振り回して。頭を抱える父が傍に。三つ子の魂百まで。そしてもう一枚の写真は、昨年の夏。

「お父さん。和室の障子をぶっ壊して、透明のアクリル板を取り付けることにした」「ええっ」「障子じゃ、光が入らないから」

父の自慢の雪見障子は、のこぎりでザクザクと解体された。まるで先がわからない事でも、いつも笑顔で手伝ってくれる。今の私があるのは両親のおかげ。そして

「どんな決心にも賛成してくれる」

父のおかげ。3年前、パートナーのベラが亡くなり、母が亡くなり「これからどうしよう」という時、私はまた事後報告をした。

「アートで生きていくって決めたから」

その時も、一言も反対しなかった。「大丈夫なの?」とさえ、聞かなかった。だから、私はいつでも「前を見て」歩いて来られた。迷うことなく。

お父さん、いつも私がやりたいことを自由にさせてくれてありがとう!そしてどんな時も支えてくれてありがとう。体を大切にして、どうぞ長生きしてください。

「心野百花(こころのももばな)」

心野(こころの)に咲く色とりどりの、ありがとうの花。ハート型にくりぬいた厚紙を使って。思いを、祈りを形に。

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