ボトルアートと風邪

朝起きたら、いきなり「喉痛と咳」に見舞わ、あれよあれよというまに悪化。あわてて台所へ走り、困った時の三種の神器

「にんにく、生姜、玉ねぎ」

を、ひたすら食らう。これ全て殺菌消毒のため。「鼻うがい」「蒸気の吸い込み(鍋で)」「果物の摂取」ここまで一気に。

改めて台所へ戻り「野菜スープ」と「湯たんぽ」を作る。同時進行で「生姜ティ」「どくだみ茶」を作り、ポットに詰める。

「あぁあ、これで休める〜」

ポットと湯たんぽを抱えてアトリエへ。さんさんと日差しが射し込む床に、マットを敷いて即席ベッド。あとは時間を忘れ、ごろんと横になればいい。

「あぁあ、仕事がないって、なんて幸せなんだろう!」

それだけで感謝の念が湧いてくる。お茶を飲みながら目をつぶり、太陽の日差しを浴びていたら、ものすごい睡魔が。朝から爆睡。

「あづーーーーっ」

汗だくで目が覚めた。額や背中から、汗が吹き出している。あわてて服を変え、お茶を飲み果物を食べ、また寝る。

強烈な日差しが注ぎこむマットの上で、時計を見ることもなく、ひたすらごろごろ。

「咳を200回くらいしながら、タンを吐き出す」

ことだけしていればいい。行かなければならない場所も、しなければならないこともない。ただ、風邪を満喫していればいい。

「なんという贅沢」

その時、アイフォーンがピンと鳴り、見ればクリスティーナ。

「クリスマスと年末、どんな予定?うちに寄ってよ。一緒にご飯食べよう」

そう。クリスマスの事を、すっかり忘れていた。あまりの咳で。全ての忘年会を終えた安心感で。

「それが、咳と痰が止まらなくて」「まさかまた、にんにくと生姜とネギで治そうとしてるんじゃ」

鋭い。クリスティーナは有無を言わさず「痰を出す」薬を買ってきてくれた。飲み始めて楽になったが

「クリスマスイブの夜は、ベッドの中かも」

ハビ吉には、なんて言おう。許してくれるかなぁ。クリスマスのディナーテーブルを飾るべく

「ボトルアート」

を、サプライズで作ったのだけど。写真だけでも送ろうかしら。あぁあ、早くよくなりたい。

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