一見失敗こそチャンス

「こういう服があったらなぁ!」と自分が思うものを描いている。ので、下書きもスケッチもなくいきなり筆を運ぶ。

「やややっ、うわ〜」

というのは日常茶飯事。そこに、新たな発見。さらに「展開」がある。

「いったいどうするのか」「思いもよらない事に」「まるで先の見えない」

リスクにも似たハラハラ感。が、創作中の私を貫いている感覚。だから

「一見失敗。こそチャンス!」

なのだ。そこから思いがけない道が開ける(笑)まぁ、無理やり拓くことも多いけど。

先の見えない作品に、全力で取りかかっている最中にこそ、めくるめく生命の爆発と進化がある。まさに

「プロセスこそが全て」

そして。作品ができあがったとたん、すとんと憑き物が落ちたように興味を失ってしまう。あれだけ

「着るのを楽しみに」

夢中になっていたのに。自分でもどうかと思うが、絵の具を定着させるためのアイロンがけもほったらかしにして

「あぁ、次はこんな作品を作りたい!」

と、すぐに次の作品に心が飛んでしまう。基本的に、過ぎたことには興味がないのだ。と思う。

毎日ピアノレッスンをする生活を手離して、1週間がたった。そして。毎日ペイントする生活を手にして、1週間でもある。

「アイデアを、待つことなく次々と試せる」

すばらしさを、毎日実感している。

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