15.家の大整理とカラオケ

展示会「ベガモール」も無事終了。一週間ぶりに実家へ戻る。さっそく「家具や壺や収納ボックス」などの大整理&大処分を再開。

3年前に母が亡くなり、その後少しずつ物の整理をしてきた。が、今回は思い切った。自分の物も含めてばんばん捨てる。

最初はおののいていた父も「ガレージがゴミでいっぱい」になると「一日も早くすっきりしたい」らしく、テキパキと仕分けに精を出してくれる。

うちの実家は「純和風」なので、家の中がやたら「ぼこぼこ」している。床にはいたるところに段差。トイレも一段下、玄関もしかり。

そして床の間や書院、一段上がりの和室など、不思議な区切りが家のあちこちにある。

私はスペインで「玄関からリビング、寝室、トイレ、シャワー室、テラスまですべてワンフラット(同じ床の高さ)」の生活に慣れているので、実家の「段差」に時々足を取られつまずいている。

スーツケースやコロコロのついたものを、一度も持ち上げずにマンションの玄関まで出せるスペインの暮らしとは大違い。

「畳の上では絵も描けないよ。全部ひっぺがしてフローリングにしよう!」

この提案には、さすがの父も黙った。私が「奥の院」と呼んでいる八畳と六畳の和室は、以前は母がいつも使っていたスペース。

「ああ、このふすまというふすまに絵を描きたい!」

私の頭の中では「あとは始めるだけ」のところまで進んでいたが、さすがにそれは黙っていた。ついでに言うと

「障子部分は全てキャンバス地に張り替えて、移動キャンバスにしたい」

と思っている。せっかくあるフリースペース。使ってこそ。というわけで「奥の院を作業場にリフォーム計画」秘かに進行中。

そして。半年ぶりにピアノの掃除。私が3歳の時に買ってもらったこのピアノ(写真)。当時はとても高価なものだった。母の方針で毎日弾いて(弾かされて)いたなぁ。

スペインに渡り、ピアノのフタはすっかり閉じられたまま。帰国するたびに掃除がてら「ちょい弾き」している。思えば生まれて50年近く、私はずっとピアノと暮らしている。

3日間に渡る大整理がひと段落し、父とランチ&カラオケに。カツやうなぎでエネルギー充電。おいしい〜。

マラガにはないカラオケ。おかげで私のレパートリーは「1980年代までの懐メロ」でピタリと止まっている。

ここ最近30年の曲はまったく知らない。ので「懐メロのみのカラオケ」の集まりがあったらぜひ!お声をかけてください。

(明日に続く)

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