展示会の「アフターセブン」は続く。この日は伊藤さんご夫妻と小澤さんの四人で、極上イタリアンを堪能。の一夜。
仕切りはもちろん小澤さん。ソムリエだった小澤さんに任せておけば全てよし(笑)あとはひたすら飲んで食べればいいのである。
が、いつも「小皿への取り分け」をして下さるので申し訳ない、と今回は私が立候補。
「やります!お任せください」
それが。自分で言うのもなんだが、せっかくのすばらしい料理が、私が取り分けたとたん、どこか悲しげでシュンとしてしまうのである。
「あんなにおいしそうだったのに」
愕然としてつぶやくと、小澤さんがさらり
「やりましょうか」
それが。うそ。全然違う。量も、順番も、バランスも。いきなり、極上イタリアンの雰囲気がカムバック。
「あのー、私の盛り付け。採点はどれくらいでしょうか?」
「本当のこと言っていいの?」「もちろん」
「10点中・・・3点くらいかな」
これには伊藤さんご夫妻も大爆笑。改めて気づかされたが、驚くべきは
「伊藤さんはこう言う部分が好きだし」
「このくらいの量でいいんだよね」
と、それぞれの人に合わせて、部分や量などを的確に判断し、一瞬でお皿に取り分けてしまうこと。これは明らかに技。である。
「ただ均等に四等分すればいい」私とは、わけが違う。途中で疲れてグラスに手を伸ばしている場合ではない。
さて、まずはビールで乾杯。伊藤さんご夫妻はワインが大好き。なので、いつもボトルで注文される。さっそく白。続いて赤。4人で2本。すごいな〜。
それも、すばらしいイタリアン料理を堪能しながら。あぁあ、至福の時。前菜から始まり、ハム、魚、タコ、肉、パスタ・・・
尽きないお料理とおしゃべりに大満足。実際はもっと食べましたが、コースの一部を紹介します(写真)。
イタリアの地方の料理。というのかな。素朴で食べがいがあって温かくて。パンだって手作り。なんだか元気になってくる。
どれもこれもおいしい〜。マラガで食べるどんなイタリア料理より。いつかスペインに「出張シェフ」してくれないかなぁ。
さて、最後のコーヒータイムは、店長でありこのお店のシェフである林さん&奥様と共にテーブルを囲む。
作ってくれた人の顔が見られるっていい。それが笑顔だと、もっといい。林さんとかわいらしい奥様、真心のこもったお料理の数々を本当にありがとうございました。
元気が出る、笑顔になる。また行きたくなる。そんな私たちの行きつけイタリアン「ネグラマーロ」。
池下駅から徒歩5分。こじんまりとした落ち着いたお店は、大切な人と出かけるのにおススメです。ブラボー!グラッチェ。
(明日に続く)