今日、紹介するのはロシア民謡の「カリンカ」です。
この曲はいつも、お客さんのみなさんに
「音楽に合わせて、手拍子をお願いしま~す♪」
と、頼んでいます。
日本のお客さんは心やさしいので
ちゃんと「音楽を聴きながら」手拍子してくれますが
スペインでは、あらゆることが起きます。
どうしたら、そういうことになるのか!
と、ときどき弾きながら情けなくなってきます。
あまりにバラバラで、すでに「手拍子になってない」とか、
拍子のリズムが明らかにあっていないのに、まったく平気だとか、
「ストップ」するところでも気づかず、さらに歌い出すとか、
あまりにいろいろなパターンが考えられるので
「今日はいったいどうなるのか・・・」
と、危ぶみながら弾いています。
しかし驚くべきは
「まったく音楽とあっていなくても」
「少しも気にならず」
「手拍子して楽しい!」
スペイン人の陽気さと、大らかさでしょう。