ベガモール「もも衣」コレクション

「内なる衝動に身を任せて生きる」
これは一見、危険な香りが漂う。なにかとんでもないことが起こりそうだ。いいのか、本当に。的な。

私たちラテン人(自分も入れてみた。気質ということで)は、これを一言で片づける。
「アパシオナード(情熱的)」

以上。何か、問題が?

とはいえ、問題はよく起こる。実際、私の生活はいつもドタバタしている。

主に、私の生活および人生のプライオリティが「常識」からかけ離れているので、周りから見たら
「それよりもっと大切なことが」
あるのにちがいない。これは、問題だ。もう50歳にもなったのだから。

先日も、ペイントしながら朝食をしたのだが、気がついたら
「ダンボールをランチョンマットにして」
食べていた。自分でも、ここまで来たか。と一瞬、思った。それくらいの客観性はあるのだ。

これでは恋人など、絶対できるはずがない。そのことを女友達に話すと
「そういうところが、いいって言う人がきっと現れるって」

って、本当か。私でもいやだけど。ランチョンマットがダンボールなんて。

前置きが長くなりましたが、明日からいよいよ
「ベガモール『もも衣』コレクション2018」
を連日アップ、紹介していきます。

今、うちのアトリエはこんなふう(写真)。そう、すっかり服屋。誰か、アイロンかけに来てくれないかなぁ。絵の具を定着させるために。

ま、洗濯しなければ(してもかなり)大丈夫なので、まずは飛行機に乗ることが先決。

シャツ(布)って本当に描きにくく、これが終わって「キャンバス画」を始めるのが今、とても楽しみ(笑)すらすらいけるんじゃないか。

って、思ったけど、これって「なんとか養成ギプス」みたい。あの「巨人の星」に出てくる、ひゅうま(漢字が書けない)が体につけ、ものすごい早球が投げられるようになるための装置(記憶が正しければ)。

私にとって、シャツペイントはこの「なんとか養成ギプス」だったのだろう。最初から白く、筆運びの楽な、不動のキャンバスは、お姫さまみたいに見える。


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