マラガジャズフェスティバル

11月8日~13日まで「マラガジャズフェスティバル」がありました。連日「セルバンテス劇場」では、様々なスタイルのジャズが楽しめる!とあって、チケットはほぼ完売。連日、劇場前は大賑わい(写真二枚目)。

私はその中の「ELIANE ELIAS」というブラジル人女性ピアニストのコンサートに行って来ました。ピアノ、コントラバス、バッテリーのトリオ。あぁあ、私の大好きな編成。

さらに「ボサノバ、ラテンジャズ」スタイルという!私が一番好きなスタイルなので、出だしからもう大興奮。すてき~。かっこいいー。きゃー。

マラガのセルバンテス劇場。いつも利用するのは三階席。なので、やや上から見ることになりますが、安い席だから仕方ない(写真一枚目)。ここまで急な階段を
「はぁはぁ」
言いながら上って行く。庶民席は体力が勝負なのだ。

さて、コントラバス奏者はピアニストELIANEの旦那さま。で、かつて
「ビル・エバンスが組んだ最後のコントラバヒスト」
として有名。おぉお。

バッテリーも文句なし。すばらしい~。ソロで力量を見せるために十分くらい弾くきまくるところがあるのですが
「サンバ」
がところどころ混じる。これがもう圧巻!サンバのバッテリーって初めて聴いた。

ステージ最後の曲は、あのボサノバの名曲
「デサフィナード」
これがもう息絶え絶え。大感動~。なんてすばらしい編曲。

ELIANE ELIASは、女性だけどとてもパワフルな弾き方をする。さすがラテン。リズムにあふれたアレンジ、スピード感、クリアーな音。ブラジルの強烈な波に引きずられて、もう身も心もふらふら~。

大満足で劇場を後にする。実はこの日、ピアノレッスンが四つ連続で入り、最後の生徒さんを送り出しながらその足でバスに飛び乗った。もちろん夕食も食べず。

劇場に着いたら、あくびの連続。それが、五十回くらい続けざまだったので一緒にいた友人は
「よほど疲れてるんだね。大丈夫?」
と、心配げに私の顔をのぞきこんだ。

イスに座って開演を待っている間、知らぬ間に眠り込んでしまい友人に起こされる始末。それが、どうであろう。最初の曲でいきなりカウンターパンチ。一気に目が覚めた。そして、瞬く間に過ぎた至福の時。

劇場の前では、ジャズのライブ演奏が行われていた(三枚目)。ミュージシャンたちの姿を眺めながら
「二年前までは、私もピアノを弾いていたんだな」
と、懐かしく思った。

私はまたいつか、弾くのだろうか。わからない。でも今は、とても大切な何かを学んでいる。気がする。そしてその答えはきっと数か月後、あるいは数年後に
「ポン」
と突然、私の心に届けられるのだろう。



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