9.豊橋市美術館と花火

名古屋を後にし、再び実家のある豊橋へ。この日のメインイベントは「豊橋市美術館」。案内してくれる父は常連。のようだったが、私はこの日が実は初めて。楽しみ~。

豊橋美術館は公園の中にあり、木々がうっそうと茂っている。マラガから来るとこれはもう、森(笑)。昨年は「山下清展」も開催されていたとか。見たかったなぁ。短期滞在では、なかなか思うような展示会にも行けず(涙)。

さて玄関を入ると、いきなり吹き抜けの空間に出る(写真一枚目)。開放感があっていい感じ。ガラス張りなので陽光が降り注ぎ、とても明るい。

そのまま奥へ進んで行くと、おやまぁ。中庭の眺められる休憩コーナーが(二枚目)。なんて座り心地のよさそうなソファ。肘掛スペースに物が置けるようになっているのもおもしろい。

まったく前情報なしで行ったのだが、偶然に出会った「高畑郁子」さんの作品に強く惹かれる。ほとんどが大画。で、独特の世界観があり、色づかいもおもしろく、思わず作品集を買ってしまった(三枚目)。

ゆっくりと約五十分かけて、いろいろな作家の作品、スタイルを楽しんだ後は、美術館の中にあるレストランへ(四枚目)。ここがまた、ガラス張りで自然光が入っていい感じ。

さっそく今日のおすすめ「カツカレー」を注文。どれだけぶりだろう、カツもカレーも。マラガの美術館にもにあったらなぁ。常連らしい父の話では
「この間来た時は、テラス席に座って食べたよ」
とのこと。

で、食後に外に出て、テラス席に座ってみる(五枚目)。おおぉ、これはすてきだー。周りが森。なので、高原にいるみたい。な気分。

帰りにスーパーに寄り、食料品を買う。私の大好きな納豆や枝豆。は、ほとんど毎日食べている定番食品。お支払いのためレジに近づいた、その時であった。私の目を引く色鮮やかな「あるもの」を発見。一気にテンションが上がる。
「ああっ、花火セットだ!今夜やろうよ」
「いいけど、蚊に食われるよ」
「いいっ、花火のためなら」

で、夕食後いきなり始まった「花火大会」(七~十二枚目)。楽しい~。マラガにもあったらなぁ。スペインで花火と言ったら打ち上げだけ。だから、こういう情緒はまるでなし。これぞニッポンの夏。

久しぶりだったので、線香花火の火をつける方をまちがえてしまい
「あのパチパチっての、こんな短かったっけ?」
火薬部分を手にしていたので、ずーっと待ってるだけ。で、やっと始まったと思ったらもう手のすぐそば。
「うわあぁっ」
「逆だって。反対を持つんだよ」

大笑いして、蚊に刺されながらの花火大会。あまりの大騒ぎぶりにきっと、母とべラも駆けつけてくれたんじゃないかな。

(明日に続く)

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